船内ニュース
10月13日 加害と被害のラインを越えて/カン・ジェスク(NGO「平和市民連帯」代表)
 日本に留学していたときに初めて「従軍慰安婦」の問題を知ったというカン・ジェスクさん。この講座は、そんなカンさんからのプレゼンテーション。元「従軍慰安婦」の話や絵などを交えながら、カンさん自身の歴史観について語ってくれた。
 「通常、私たちが教科書や学校で学ぶ歴史というのは、権力を持つ人の手でつくられた『英雄の歴史』です。けれど本当の歴史は、女性や子ども、いわゆるマイノリティの中にあるのです。
 ですから、50年間の沈黙を破って証言を始めたハルモニ(おばあさん)たちの言葉を、いまこそ真剣に聞かなければいけない――私はそう考えています。」
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