船内ニュース
11月25日 水先案内人がみたピースボートとNPOの未来
 これは、水先案内人5名が「これからのピースボート」を語る場。「ピースボートの第一印象」そして、「乗船して思ったこと」を比較し、なおかつ未来を予想したうえでそれぞれからご意見をいただく、というもの。注目を集めたコメントをそれぞれご紹介。
 レア・ウェルズさん(平和教育活動家、ジャーナリスト、高校教師)
 「ニューヨークで開催された平和会議でスタッフに会った時から、おもしろそうな団体だと思っていました。
  船に乗った時は少し戸惑いましたが、私についてくれたパートナー達と深いディスカッションができ、とても良い経験になりました。
 人の話を受け身で聞く『講座』だけではなく互いに話し合う『座談会』という場をもっと設ければ、更に良くなると思います」

シオマラ・カストロさん(NGO「グローバル・エクスチェンジ」代表)
 「平和について学ぼうという姿勢が、私の所属する団体と似ていて好感を持っていました。
 乗ってみるとその規模の大きさにあらためて驚きました。特に、多国籍の人々が平等に話し合える『洋上会議』ということができるのはこの船ならでは。私自身は、若い人たちが未来を変えていくと思っているので、こういった場を提供し続けてほしいと思います」

サンホ・ツリーさん(IPS政策科学研究所研究員)
 「7年前から名前は知っていましたが、詳しくはわかりませんでした。パソコンと向き合い忙しい日々を送る私にとって、この船はテレビなどの縛るものがなく、大勢の人とゆっくりと会話ができ、人間関係が密になれるすばらしい場所です。
 寄港地の前にはいつも説明会がありますが、寄港地を出た後にも意見を交換し合う場がもっとあればいいなと思います」

カン・ジェスクさん(韓国NGO「平和市民連帯」代表)
 「誰かひとりを『代表』とするのではなく、スタッフが一人一人責任を持っている体制がいいと思っています。若い人が多く、よく仕事をしていると感じましたし、日本の若い人は未来の希望です。これからもいろんな掛け橋になっていけると信じています。」

渡辺英俊さん(牧師・NGO「カラバオの会」代表)
 「新聞で初めて存在を知りましたが、自分とは無縁だと思っていました。2度目の乗船になりますが、船内プログラムの豊富さに改めて驚いています。参加者だけでなく私も豊かな経験をさせてもらっています。
 ただ参加者集めに労力を裂きすぎていないかどうかが心配です」
(三浦久礼々)
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