第43回ピースボート地球一周クルーズ寄港地インフォメーション
ダナン
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国名
ベトナム社会主義共和国
(Socialist republic of Viet Nam)

ことば
ベトナム語
・解説
image 1000年以上にわたる中国支配のあと、1884年ラオス、カンボジアとともに「仏領インドシナ連邦」としてフランスの支配下に。第二次世界大戦後に独立を宣言するが、フランスとの間に第一次インドシナ戦争が勃発、その戦後処理の過程で南北に分割された。
 しかし、親米の南ベトナムと、社会主義をとる北ベトナムの対立は深まり、1960年にはベトナム戦争が勃発。米国の介入を受けて戦争は激化、各地に多大な被害を出し、ダナンなど中部は激戦区となって破壊された。一方、これに対する反戦運動は米国のみならず世界中に広がり、日本でも多くの反戦デモなどが組織された。
 1973年、南ベトナムの首都サイゴンの陥落により戦争は終結、南北ベトナムが統一されて「ベトナム社会主義共和国」が成立した。近年は経済状況の悪化を受け、市場原理を導入する「ドイモイ政策」を実施している。また、日本ではここ数年、アジア雑貨やリゾートなどが人気を呼び、若い女性を中心に、ベトナムを訪れる旅行者が急増中。

ストリートチルドレンセンター訪問
 近年になって、ベトナムでも急激に増えてきているというストリートチルドレン。彼らの自立支援のために活動しているNGO「ダナン・ストリートチルドレンセンター」を訪れた。
 このツアーのハイライトは、子どもたちが暮らす「ファミリー」訪問。参加者が描く似顔絵に、子どもたちは照れながらも嬉しそうに絵をのぞき込んでいた。

[寄港地担当者より]
 ベトナムがブームです。30年前の反戦運動のブームが過ぎ去って、しばらく聞かなかったら、今度はおしゃれな雑貨とリゾートってことで、カムバック。世のおじさま方を仰天させたのは、もう4年は前のことでしょうか。
 でも、ダナンは、21世紀型ベトナムブームからは完全に取り残された感があります。おしゃれな雑貨屋さんもありません。しかし。ベトナムの真髄を知りたいなら、ここダナンにトドメをさすのです。「なぜ」って?田舎、市場、人というベトナムにおける魅力の3大要素が、ギッチリ詰まっているのは、ベトナム広しといえど、ダナンがダントツ1位なのですから。
 まずは、ダマされたと思って。気持ちを楽にして。さあ、ブームの真髄へダイブ!
(きせたかよし)

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