船内ニュース
12月8日 民族が盗まれた日〜先住民の叫び声〜
/計良光範(NGOヤイユーカラの森事務局長)
 世界中の先住民族の文化や人権問題に取り組む、水先案内人の計良光範さん。現在トパーズ号が進む太平洋の先住民族にスポットを当て、彼らの歩んできた歴史をまじえながら、多文化共生について語ってくださった。

 「先住民族は、外から来た侵略者によって土地を奪われるだけでなく、新しい宗教を植え付けられ伝統的な生活や文化そしてアイデンティティまでも、根底から覆されてしまったのです。
 今、先住民達は自分たちの歴史を取り戻すべく立ち上がりました。そんな彼らとともに、多様な文化を受け入れる社会を創ること。それが、"少数派"と呼ばれる先住民族だけでなく、私たち"多数派"にとってもやさしい社会になると思います。」
(三浦久礼々)
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