[シーフード/Seafood]
なんといっても北の海でとれたばかりの新鮮なシーフードがおいしい。サケは、季節によって多くの種があるが、どれも脂がのって絶品。中でもステーキがおすすめ。また、白身魚のオヒョウ(ハリバット)はヒラメ科で淡白な味。200キロ以上の大物が釣れることもあるとかで、フライやグリルにしたのが地元でも人気。その他、カニ類、マス、貝類など、どれも新鮮でおいしい。
[トナカイの肉/Raindeer]
日本でトナカイというと、「サンタクロースのソリを引く動物」のイメージが強いけれど、アラスカではその肉をレストランなどで普通に食べることができる。シチューやステーキ、ソーセージなど一度は試してみたい。
[地ビール/Local Brew Beer]
アラスカの上質な水を使った地ビールは種類も豊富でおいしい。 氷河の水でじっくり熟成させたジュノー産の黒ビール「アラスカン・アンバー(Alaskan Amber)」は、しっかりとした飲み口。全米ビールコンテストで3度も金賞を受賞している。兄弟ビールの「エール(Ale)」はアンバーに比べて軽くさわやかで、こちらもなかなかの味。
[スモーク・サーモン/Smoked Salmon]
アラスカで人気のお土産といえば、なんといってもサーモン。なかでも燻製にしたものは、日本に持ち帰るにも手軽。
[ヒスイ/Jade]
ヒスイはアラスカの州石。ヒスイを加工したネックレスや指輪のアクセサリーが豊富にそろっている。また、アラスカでは砂金が採れるため、金製品もお買い得だ。
[ベリー(野いちご)製品/Berry Products]
アラスカの夏、人々はあたりに自生するベリーを摘みに行くのに忙しい。ラズベリー、ブルーベリー、クランベリーと、種類も豊富な野いちごは、そのまま食べるだけではなく自家製のジャムにしたりすることもあるとか。お土産屋さんでも、野いちごを使ったジャムやチョコレートが買える。「Alaska Wild Berry Products」という地元メーカーのチョコレートはおすすめ。
[イグジット氷河/Exit Glacier]
キーナイ・フィヨルド国立公園の中にある。町からは約20キロ離れたところにあり、車なら30分ほどで行ける。海にではなく、陸地に「流れ込む」氷河の姿を見られる貴重なポイント。近年徐々に後退していっており、そのようすをくっきりと眺めることもできる。
駐車場からは少し歩いて、巨大な氷河とご対面。ほかに氷河の間近まで行くことができるハイキングコースもあるが、トレイルをはずれると氷河が崩壊する危険があるので注意。歩きやすく、滑りにくい靴がおすすめ。
[アラスカ・シーライフ・センター/Alaska SeaLife Center]
クルーズターミナルからはちょうど反対側、町のはずれにあるセンター。「スワードの街で一番近代的な建物」ともいわれ、展示物もかなり立派で見応えがある。海沿いの景観を楽しみながらずっと歩いていけば45分ぐらいで辿り着ける。
1989年に起きたタンカー座礁による原油流出事故の賠償金をもとに、海洋生物の教育・研究機関として設立された。テーマ別の展示は非常に充実しており、実際にヒトデやイソギンチャクに触れられる水槽もある。また、付属のおみやげ屋は大きくて品揃えも豊富。写真集や書籍もそろっている。
[スモール・ボート・ハーバー/Small Boat Harbor]
トパーズ号が着岸する埠頭から歩いて10分ほどのところにあるハーバーで、リザレクション湾のクルーズもここから発着する。時には湾内に野生のラッコやアザラシの姿を見かけることも。すぐ目の前はレストランや土産屋がならぶ。海に沿って散策するのも気持ちいい。
[寄港地担当者より]
今クルーズ最後の寄港地、スワードは、「ラスト・フロンティア(最後の辺境)」と呼ばれるアラスカにあって、「リアル・アラスカ(本当のアラスカ)」の愛称を持つ町。雄大な自然に恵まれ、片側を海に、もう片側を山々に囲まれた静かな港町には、約4000人のアラスカンが暮らしています。
1903年にアラスカ鉄道の始発点として町が生まれてから今年で100周年。 それを記念して、たくさんのイベントが企画されており、その一環としてピースボートと共催のスポーツ大会も開催予定です。
また、スワード市は北海道の帯広市と姉妹都市提携を結んでいることもあり、日本への興味もひとしお。ほのぼのとしたスワード住民との交流を楽しむ中で、米国本土とはまた違った魅力に出会えるはずです。
(小野倫子)
スワード寄港地インフォメーション