▼モンテゴベイの自然に触れる▼
 ここモンテゴベイは、世界中の観光客が訪れるカリブ海有数のリゾート地だ。目玉は珊瑚礁やマングローブの森などの美しい自然だが、観光のための開発が生態系を壊しているという現実もある。このコースでは地元NGOを訪れ、自然と観光との調和の可能性をさぐった。
 地元の自然保護団体「マリンパーク」の事務所を訪問。海洋生物の生態系やジャマイカが抱える環境問題、それに対するマリンパークの自然保護活動についてのレクチャーを受けた。
 1975年頃には豊かな珊瑚礁が広がっていた海も、現在は危機に瀕しているという。
  「マリンパーク」が管理している湾は、海洋生物の生態系がすっぽりと収まっている国立保護区。カタマラン(双胴船)に乗りマングローブの森へ向かった。
 ビーチ沿いには高級住宅が立ち並んでいるが、そこからの下水なども、実はこの海の環境に影響を及ぼしているのだと いう。
 その後は、ビーチ沿いでのレゲエイベントに合流。心地よい音楽の中、ビーチで遊んでいると地元の子どもたちが屈託ないようすでじゃれてくる。
 この美しい自然と子どもたちの笑顔をつなげていくために、私たちにも出来ることを考えていきたいと思った。
(山田未緒)
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