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この写真は、キプロスの首都、グリーンライン上の町・ニコシアの広場で撮ったもの。七夕の飾りみたいに見えますが、これは、木に黄色いリボンを飾ったものなんです。木にはリボンだけでなく、内戦で亡くなったり、行方不明になった人の名前や写真もかけられています。
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グリーンラインのゲート脇にあるブースには、かつての内戦を撮った写真パネルがありました。
クルーズでは、このグリーンラインを訪問し、南北分断の歴史を検証するツアーもおこなう予定です。 |
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上の写真とはところ変わって、ここはキプロス島の南、「ベトラ・トゥ・ロミウ海岸」。ギリシャ神話に登場する、有名な「アフロディテ(ヴィーナス)」が"海の泡から生まれた"とされる場所です。
せっかくキプロスまで行くんですから、見ておきたい場所のひとつです。まぁ…「海」なんですけどね(笑) |
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キプロスと言えば、古代〜中世の遺跡もみどころのひとつ。写真は「コロッシ城」、13世紀に建てられたもので、十字軍の遠征基地として使用されたこともあるとか。
この他にも、コロッシ城から5kmほどのところにある「クリオン遺跡」や、「アポロン神殿」なども有名です。クリオン遺跡の野外劇場なんかは、本当に大きくて、圧倒されますよ。 |
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これも遺跡なんですが、こっちはギリシャ神話に由来するもの。この写真は「ディオニソスの館」で撮影したものです。ここは、床一面に絨毯をしきつめるようにモザイク画が描かれているんです。キプロスの遺跡にはこういったモザイク画も多く残っているんですよ。
ちなみに、「ディオニソス」は、ゼウスの子で、酒と演劇の神様。英語名で「バッカス」と言ったほうがわかりやすいかも知れませんね。
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「キプロスのリゾート地」と言えば港町・パフォス。写真は港で撮影したものですが、町並みがすごくキレイなんです。ショッピングなんかもこの町で楽しむのがいいかな。 |
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で、ショッピングと言えば、気になるのは「おみやげ物」。キプロスのおみやげは、写真のような陶器が多いですね。あとは、織物なんかも多く売ってました。 |
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上のような陶器を作っている「現場」がココ。実は、この写真はただの「お土産物屋さん」ではなくて、「Cypros
Hand Craft Service」という施設。ここは、内戦で職を失った人たちのために作られた場所で、キプロスの伝統的な陶器や織物を作っているんです。雇用の促進と、キプロスの伝統を守る、というふたつの意味を持っている場所でもあります。
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お土産物の次に気になるのはやっぱり食べ物。キプロスの名物は「メゼ」という、15〜20種類の料理が並ぶセットメニュー。その内容によって「フィッシュ・メゼ」「ミート・メゼ」などと呼ばれます。
この写真は「メゼ」ではなくて、「ハルミ・サンド」と呼ばれるもの。「ハルミ」とはヤギのミルクで作られたチーズで、メゼ同様、キプロス名物です。「ハルミ・サンド」は町のカフェならだいたいどこでも食べられます。日本円にして800円くらい。ヤギチーズと言ってもクセもなく美味しいですよ。オススメです。
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最後にこれだけは出したい、と思った一枚。町のカフェでコーヒーを頼むと必ず「グリークorネスカフェ?」と聞かれます。で、「ネスカフェ」と答えると出てくるのがこれ。いわゆる「インスタント・コーヒー」です。お湯は自分で注ぎます(笑)
ちなみに、「グリーク」で出てくるのはこの地方特有の「煮出しコーヒー」。飲み終わるとカップの底に沈殿物が残りますが、これはコーヒーの粉なので、飲まないように要注意。お砂糖をたくさん入れて飲むのが「キプロス流」らしいです。
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