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ナミブ沙漠でキャンプ
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壮大な自然に覆われるナミブの大地。「ナミブ」とは先住民族の言葉で「何もない場所」という意味。けれど、世界最古の沙漠やそこに棲息する動植物、荒涼たる山々など、見飽きることのない風景が広がっている。そんな魅力たっぷりの大自然の中でのキャンプを レポート。
車に乗り込んで港を出発。カラフルな家が並ぶウォルビスベイの町を抜けると、そこは見渡す限り、何もない黄土色の荒野。途中、砂丘に登ったり、月面を思わせるような光景を見たりしながら「道なき道」を進んでいくと、ごつごつとした岩肌の山が見えてきた。さらに奥深くまで行くと、岩山の間から突然テントが現れ、その数の多さにみんなびっくり。この写真は、まわりの山に囲まれるように立っていたテント。
テントの周りにそびえ立つ岩山に登って、頂上から周囲の光景を見渡した。眼下に広がる壮大な景色は、言葉を失うほどの美しさ だった。
山登りを楽しんだ後、山間に沈みゆく夕日に見入っているうちに、一日の疲れも吹き飛んだ。感動的な日の入りを見終えると、ふいに空腹を感じてみんな一斉に食事へ。
完全に日が沈むと急に肌寒くなってきた。ふと上を見ると、空には満天の星が。その下で食事をしたあと、暖かい火のそばでみんなではしゃいだり、語り合ったりしているうちあっという間に夜も更けてきた。草木も眠るような静けさの中で就寝。大地を肌で感じら れた気がするツアーだった。
(飯田俊介、大島美千代)
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