第40回ピースボート地球一周クルーズレポート
ウォルビスベイ

国名
ナミビア共和国 (Republic of Namibia )

ことば
公用語である英語のほか、ドイツ植民地時代が長かったため、ドイツ語もひろく通じる。先住民族の人々はそれぞれ固有のことばももつ。  
--解説--
 コイサン人、ヘレロ人、ヒンバ人などさまざまな民族が暮らしていたところに、19世紀末からドイツ人が入植。現在のナミビアにあたる地域を「南西アフリカ」として保護領に編入した。
 第一次世界大戦でドイツが敗戦国となると、ナミビア(南西アフリカ)は隣国南アフリカの国連委任統治領に。第二次世界大戦後も、南アはこれを国連の信託統治に移行させることを拒否し、自国領土として強制併合する。1960年代ごろからこれに対する独立運動が高まり、1990年にようやく「ナミビア共和国」として独立。入港するウォルビスベイはその後も南ア領にあり、1994年になってようやくナミビアに返還された。  「世界でいちばん人口密度の低い国のひとつ」とも言われ、内陸部には広大なナミブ沙漠が広がっている。

ナミブ砂漠とスワコプムンド
 ナミビアの魅力といえば、2000年の寿命を持つという珍しい砂漠の植物「ウェルウィッツィア」、映画「猿の惑星」の舞台になったムーンランドスケープやサラサラの砂が美しいDUNE7、様々な砂漠の表情を楽しんで、ドイツの植民地時代の面影を残すリゾートタウン・スワコプムンド。ここではそのすべてを一巡り、という欲張りな1日を過ごした。

ナミブ沙漠でキャンプ
 壮大な自然に覆われるナミブの大地。「ナミブ」とは先住民族の言葉で「何もない場所」という意味。けれど、世界最古の沙漠やそこに棲息する動植物、荒涼たる山々など、見飽きることのない風景が広がっている。そんな魅力たっぷりの大自然の中でのキャンプを レポート。

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