チリのワイナリーをたずねて
 日本でも紹介され、人気となった「チリワイン」。このツアーは、実際にワイナリーを見学し、ワインを思う存分楽しもうというツアー。2日間に渡り、コンチャ・イ・トロ、ヴェラモンテの2つのワイナリーを訪問。ワインに詳しい人も、これからワインを知ろうという人も、真剣に耳を傾け、そして数種類のワインを試飲し、大満足な2日間だった。
 チリで最大の規模といわれるコンチャ・イ・トロワイナリー。年間1億リットルものワインが生産されている。まずはステンレス製の大きな樽で熟成。以前はコンクリート製の樽が使用されていたが、ステンレス製の樽が導入され、チリのワイン産業は急激な伸びを示した。この後、品種によっては、さらに小さなオークの樽に詰められ、飲み頃となるのを待つ。
 コンチャ・イ・トロワイナリーにある「悪魔の蔵」。壁はレンガ、床は砂で作られ、一定の気温と湿度に保たれた蔵の中には、多くのワインがじっと眠っている。
  昔、創立者がワインを保管していたところ、そのあまりのおいしさにスタッフがそのワインを飲んでしまうことから、悪魔が住んでいるという噂を流してそのワインを守った。それがこの名前の由来だそうだ。
 ワイナリーでの楽しみは、何といっても美味しいワインを試飲できること。試飲の方法を習い、さっそくいろんなワインの色、香り、味を楽しんだ。そして次の楽しみといえばショッピング。その安さに帰りの荷物のことも考えず、誰もが沢山のワインを買い込んでいた。日本へのお土産か、それとも船内で飲んでしまうのか?
(市丸朋美)
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