第40回ピースボート地球一周クルーズレポート
イースター島

国名
チリ共和国 (Republic of Chile)

ことば
ラパヌイ語、スペイン語  
--解説--
 4〜5世紀、ポリネシアの島々からやってきた人々が定住。12世紀を最盛期として、モアイ作りがおこなわれた。が、19世紀ごろのヨーロッパ人の報告によれば、「島のモアイの大半はそのとき地に倒れていた」とあり、詳細は不明ながら、島で何らかの争いが起こり、その結果としてモアイが倒されたのではないかといわれる。
 ヨーロッパ社会との接触は18世紀から。19世紀には、アメリカ、ペルーなどの船団が島民をさらい、そこから蔓延した伝染病のため島の人口が激減するなどの事件が起こっている。1888年、チリによって併合され、現在までチリ領。

ラパヌイの若者達と交流
 ラパヌイの伝統や文化・誇りを大切に守り伝えてゆこうと、島の若者たちが集まって結成したダンスグループ『カリカリ』。イースターでは、観光業で「何となく食べてゆける」島の若者たちに、新たな目標を見つけるきっかけをつくっていきたい、という。一緒にご飯を食べ、ダンスを披露してもらいながら楽しく交流するコースとなった。

絶海の孤島で海水浴
  イースター島はモアイだけじゃなく、とってもきれいな海があるところ。だったらモアイも海も、両方を満喫しようというこのツアー。午前中はモアイの製造工場だったラノララクなどモアイの名所を見物。そして、そろそろお腹のすいてきた昼にはアナケナビーチへ。エメラルドブルーの透き通る海、白い砂浜…そして、ここにもモアイ像が見える。昼食を早々にすませたあとはみんな、すぐさま海へ直行!モアイの目の前で海水浴、なんてめったにできることじゃない。貴重な経験に、みんな大満足だった。
(宮下拓也)

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