第40回ピースボート地球一周クルーズレポート
2月7日 Donde Estanどこにいるの〜軍政下の行方不明者を探して〜
/ガブリエラ・スーニガ(行方不明者家族の会広報担当)
 1973年から17年間、チリではピノチェト元大統領による軍政がしかれ、共産主義者や社会主義者、または農民などが「反政府主義者」として連れ去られた。そのなかで1,197人が行方不明となり、そのほとんどがいまだ消息不明だ。
  彼らの生還と真実解明を求め活動している「AFDD(行方不明者家族の会)」で活動されているガブリエラさんの夫・アルバロさんもそのうちのひとり。ここでは、「AFDD」の活動内容と自らの心情を語ってくださった。
 「私たちは自分の心(心臓)のところに、失くした人の写真を貼って、プラカードを持ち、『Donde Estan?(どこにいるの?)』と言いながら、肉親や自分に近しい人を捜しています。日本の人たちも、原爆の被害に遭っているから、愛する人を亡くすとはどんな気持ちか分かるでしょう?私たちはこの悲しみが二度と起こらないよう、活動を続けていきたいと思います」
(河地涼子)
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