2月6日 詩人の国チリ〜パブロ・ネルーダの生涯
/ガブリエラ・スーニガ(行方不明者家族の会広報担当)
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チリからの水先案内人、ガブリエラさんの講座。ノーベル賞を受賞したチリの詩人、パブロ・ネルーダの生涯について、スライドを使いながら紹介をした。ここでは、彼を通してチリの時代の流れが感じられたこんなエピソードを紹介する。 |
「ネルーダは、友達と女性とワインが大好きで、国を代表する詩人である一方、共産党の政治活動を活発に行っていました。亡くなったのは、1973年の軍事クーデター直後。軍政が敷かれる中、ネルーダは名誉ある詩人だったにも関わらず、軍事クーデターが倒したアジェンデ政権の協力者だったということで、共同墓地に葬られました。
その後、チリが民主主義になった時、もう一度ネルーダの功績にふさわしい弔いをと、大統領も出席しての立派なお葬式が行われました。今は、彼が愛したイスラネグラの花に囲まれて、静かに眠っています」
(河地涼子)
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