船内ニュース
10月13日 おとまつり
 本番直前のリハーサルに集まってきた人たち。照明やマイクの位置などを、音響担当のPAチームと打ち合わせたり、ディレクターと進行を確認したり…。なんだかみんな、不安そう。本番までもうすぐです。
 朝鮮語で「つなぐ」という意味のグループ『イオ』。参加者のカン・チョネさんによる自主企画「サムルノリ」で練習してきた成果をここで発表。美しいチマチョゴリ姿で太鼓や缶、洗濯板などを打ち鳴らし、楽しいリズムで観客を楽しませた。
 音楽がかかると踊ってしまう…そんな人たちのダンス参加も多数。満面の笑顔で披露した『グローリーズ』、毎日行われている自主企画「有酸素運動」のエアロビクス、ただいま特訓中の英語ミュージカルの中でも踊るスウィング…。
  中でも目を引いたのは民謡 「ソーラン節」をモチーフにした勇壮なダンス「南中ソーラン」を踊ったグループ『ARATA with OJ』。最優秀賞「キング・オブ・ ミュージック」の座を射止めたのも彼らだった。
 ペットボトルに水を入れて吹き「もみじ」を演奏したグループや、ギター弾き語り、和太鼓、若い人に受け継いでいきたいと語った「詩吟」、正統派コーラス「ふるさと」を歌ったグループ…。バラエティー豊かな『音』が会場を包んだ。
  「おとまつり」の最後は自 主企画「手話教室」のメンバー。出港の度に流される、このクルーズのテーマソング「大丈夫」を手話で歌う。大きな拍手に包まれて「おとまつり」の幕は下ろされた。
(小松美香)
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