第39回ピースボート地球一周クルーズレポート
サンティアゴ・デ・クーバ

国名
キューバ共和国 (Republic of Cuba)

ことば
スペイン語  
・解説
 16世紀からのスペイン支配を経て、19世紀に独立。しかし、独立戦争に介入した米国による実質的な支配が続き、これに反発するカストロら若者たちが率いたキューバ革命が1953年に勃発、社会主義国家となった。資本の国有化などの革命政府政策に激しく反発する米国とは1961年断交状態にあり、厳しい経済制裁も続いており、特にソ連邦崩壊以後は経済状況の悪化が伝えられている。
 サンティアゴ・デ・クーバは、カストロらの革命軍がゲリラ闘争を繰り広げたシエラ・マエストラの山々に面し、革命の火蓋が切って落とされたモンカダ兵営にも近い「革命発祥の地」。また、世界的にも人気のサルサのルーツとなった音楽、「ソン」が生まれた町としても知られ、経済状況の厳しさとは対照的に、道を歩いていると必ず音楽が聞こえてくる。

キューバ社会の「いま」を知る
 1953年に起こったキューバ革命から約50年。社会主義国キューバが現在どのような状況にあるのかを、医療・福祉面から知るツアー。
  革命の始まりの場所となった「モンカダ兵営」、地域住民にとっては「相談役」ともなるソーシャルワーカーの育成学校と診療所を訪れ話を聴いた。
(小松美香)
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キューバン・ダンス1日体験
 キューバといえば、日本でも人気の「サルサ」。その原型「ソン」の発祥の地、サンティアゴで1日ダンス体験!
  まずは、革命前の大富豪のお宅を利用したというお店「カサ・デ・ラ・アミスター」で基本ステップを体験。その後訪れた芸術専門学校では、バレエクラスの子供たちが歓迎のパフォーマンスをしてくれた。さらに、ダンスや歌のデモンストレーションの後、学生たちと共にステップ!学生たちに手を取られ、みんなで輪になって踊る、楽しい交流となった。
(西野恵美)


ガラパゴス・スペシャル
 キューバから、4泊5日のオーバーランドツアー『ガラパゴス・スペシャル』。まずはハバナ、グアヤキルを経てガラパゴス諸島へ。
 アンバサダー号という船に乗り込み、島々をまわる。独自に進化した動物や植物を間近に見ることの感動と共に、自然の厳しさと素晴らしさを感じたツアーとなった。
(関口裕美)
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