第39回ピースボート地球一周クルーズレポート
イースター島

国名
チリ共和国 (Republic of Chile)

ことば
ラパヌイ語、スペイン語  
・解説
 4〜5世紀、ポリネシアの島々からやってきた人々が定住。12世紀を最盛期として、モアイ作りがおこなわれた。が、19世紀ごろのヨーロッパ人の報告によれば、「島のモアイの大半はそのとき地に倒れていた」とあり、詳細は不明ながら、島で何らかの争いが起こり、その結果としてモアイが倒されたのではないかといわれる。
 ヨーロッパ社会との接触は18世紀から。19世紀には、アメリカ、ペルーなどの船団が島民をさらい、そこから蔓延した伝染病のため島の人口が激減するなどの事件が起こっている。1888年、チリによって併合され、現在までチリ領。

ラパヌイの若者達と交流
 「ラパヌイ」とは、現地の人たちの言葉でイースター島のこと。ここでは、太平洋のポリネシア文化とラテン文化の混ざった、「ラパヌイ文化」を守っていこうとする人たちとの交流コース。
  モアイを見学したあとは、島で唯一の村・ハンガロアで、若者たちが島の 伝統文化を守っていこうと結成したダンスグループ「カリカリ」をたずねる。彼らの迫力満点のダンスを観たあとは、こちらからもダンスを披露したり、スポーツ交流したり、みんなで大はしゃぎ。
  「クラント」という土の中で蒸したサツマイモと牛肉の伝統的な料理 もごちそうになった。最後に、彼らは「観光客を島に呼びながらも、ラパヌイの文化は守っていきたい」と話してくれた。
(小松美香)

絶海の孤島で海水浴
 モアイを見ながら海水浴しよう!ということで、モアイの製造工場といわれているラノララクなど、3ヶ所でモアイ像を見学した後、アナケナビーチに行くコース。その道中をレポート。
(宮崎祐)
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島の子どもたちとモアイ見学
 『モアイ観光』が大きな収入源になっているイースター島。その一方、それは島の伝統的な生活形態に影響を与えるものでもあった。
  このツアーは、島の大切な財産である『モアイ』と『自然』を守り伝えていこうという取り組みをしている、ラパヌイ(現地の人がイースター島を指して呼ぶ言葉)唯一の学校を訪問し、この島の未来を共に考えようというツアー。子どもや若者達と一緒に遊んだり、作業をしたり、モアイを見たりと、ラパヌイの人々をとても近くに感じたツアーとなった。
(関口裕美)
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