「ワインを気軽に楽しもう」〜ワイン入門講座〜
/番匠國男(ワインジャーナリスト)
 世界中のワイン(醸造酒)やスピリッツ(蒸留酒)についての知識・情報を届ける雑誌 「WANDS」の編集に携わる番匠國男さん。今回の講座では、おいしく気軽にワインを楽し む方法について語って頂きました。
 「皆さん、ワインは一度開けたら飲みきらないといけないと考えていませんか。
 実はそんなことはないんです。ワインを開けてもワインが悪くなる事はなく、2〜3日はおいしく飲む事が出来ます。
 また、よく肉には赤ワイン、魚には白ワインがあうと言われますが、それは焼き魚にすだちやレモンをかけるのと同じで、白ワインの酸味が魚料理をさっぱりした味わいにしてくれるからです。
 一方、赤ワインは肉にかけるスパイスと同じ役割を果たし肉料理をより味わい深くします。ですが、それにしばられることはありません。自分の好みに合わせてワインを飲んでみてください。
 私たち日本人はワインを堅苦しく考えがちですが、もっと肩の力を抜いてワインと付き合ってみてはどうでしょうか。ワインがないよりある方が間違いなく『おいしい』食卓になります。ワインを食卓に加える事で、食事がずっと豊かになることでしょう。」
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