氷河遊覧
デッキに出ると肌を刺すような寒さ…。
氷河が近い証拠だ。
山の上の方に少しづつ見えてきた氷河の一角。
右舷側だけに気をとられていたら、反対側でも氷河が。
こんなに寒くても、パタゴニアは今が夏。氷が溶け出して水が滝のように流れている。
これはロマンシュ氷河。
名前の由来は見つけた人の名前だそうだ。
氷河がすぐそこまで迫る。
手が届くかと思うほどの近さだ。長い年月によってできた氷河は近くで見れば見るほど神秘的。
暑さのために溶けた氷河の一部が崩落。
「ドドドド…」という音が一呼吸おいて聞こえてきた。
朝早くにも関わらずデッキは氷河を見に上がってきた人でいっぱい。
こちらはイタリア氷河。
水面から伸びた扇形の氷河で、他の氷河よりもずっと青い。
この青い色は、氷河ができる過程で氷河内の空気濃度が薄くなった場合に、青だけを反射する性質が強くでるためだとか。
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