▼たっぷりイースター島▼ |
謎の石像」モアイで知られる南太平洋の島イースター。海岸線全長がわずか60キロという小さな島を一周して、島のあちこちに点在するモアイ像を見学。「鳥人伝説」の地オロンゴ岬も訪れた。 |
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モアイの製造工場だったとされているラノ・ララク。
岩から切り離される途中と思われるモアイ、完成途中のモアイ、体の一部しかないモアイなどが、約390体も点在する。中には、「正座するモアイ」なんていう珍しいモアイも。
なぜ人々は、モアイ作りの途中で作業を放り出したのか―-いろいろなことを考えさせてくれる場所だった。 |
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15体のモアイが整然とアフ(祭壇)の上に並んでいるアフ・トンガリキ。
モアイは元々村の守り神として作られたものだとも言われ、そのほとんどは海を背にし、島の内側を向いている。このアフ・トンガリキにある15体のモアイもそうだ。
実は、このモアイたちはかつては全て地に倒れていて、1995年、日本のクレーンメーカー「タダノ」がクレーン技術を提供して、もとのように立てたものだそう。巨大なモアイがずらりと並んだ姿は圧巻だ。 |
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7体のモアイが並ぶアフ・アキビ。海のほうを向いて立つモアイは、イースター島で唯一ここでしか見られないが、その理由は今も明らかではない。 |
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30万年前の大噴火で出来たカルデラ湖。
ここの水は全て雨水が溜まったもので、水深は50mもあるそうだ。 |
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その昔、島の支配者的存在である「鳥人」を決めるために行われた「鳥人儀礼」が行われていたとされる場所がこのオロンゴ岬。
この儀礼は族長かそれに仕える勇者が、オロンゴ岬から小島に渡り、渡り鳥の卵を無事に持ち帰るというもの。もっとも早く卵を持ち帰った勇者が属する氏族の族長が、次の「鳥人」として尊敬を集めたという。
岬の周りには当時の住居跡があり、鳥人の姿などが彫りこまれているのを見ることができた。 |
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