9月11日  ▼今地球に何が起こってるか/桃井和馬(フォトジャーナリスト)
20年間、紛争・民族・地球環境といったテーマを追いかけて、世界をかけめぐってきたフォトジャーナリストの桃井和馬さん。今回は、桃井さん撮影のスライド上映も交えながら、独自の視点から地球の今、そしてこれからについてお話ししていただきました。
「第二次世界大戦体験者のお年寄りを取材する中で、『おかしいと思っていた。しかし、どうしようもなかったんだ。』と語る多くの人に出会いました。さて、50年後の私たちは子供たちに向かって語るのでしょうか?『みんながおかしいと思っていた。地球環境はおかしくなり、人が変わってきていた、でもどうしようもなかった。それがあの時代だったんだ。私たちに何ができたんだ。』と。
今の地球の状況をしっかり知ること、それは本当に辛い作業です。しかし現実に今起きていることに目を向け、何ができるのか、どういう可能性が残されているのかについて語ること。それこそが、今の私たちに必要なことなのだと思います。 」
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