国名
 ケニア共和国Republic of Kenya

ことば
 スワヒリ語のほか、それぞれの部族がおのおのの言葉をもつ。
・歴史
 15世紀ごろから、アラブ国家、ポルトガルなどの支配を受ける。18世紀には、モンバサ港がインド洋沿岸や西アジアなどへの「奴隷積み出し港」として栄えた。20世紀にイギリスの直轄植民地となり、2万人以上が逮捕されるなどの激しい独立運動を経て、1963年に総選挙、英国領内の自治領として独立。翌年、共和制へ移行した。
 国立公園などでのサファリが観光客に人気だが、中には密猟や環境変化により数が激減している動物たちも。古くから象牙を目的とした密猟が行われてきたアフリカ象はその代表ともいえる。ピースボートでは1999年のクルーズ以来、象牙取引再開に反対する「NONOアイボリー」キャンペーンを実施している。

一日サファリ体験
早朝6時30分に集合、ケニアで最大の21000キロ平方メートルの面積を誇る国立公園「ツァボ国立公園」へ向かいました。目的はもちろんサファリに生きる動物たちに出会うこと。片道約2時間かけてたどり着いた先に広がるのは、ただひたすら広大な大地。乾季のまっただ中とあって、公園内の色彩はどこか殺風景。動物たちが厳しい環境の中で生きる様子が伺えました。キリンにシマウマ、象はもちろんのこと、狩りを終えたばかりのライオンに遭遇したグループも。1日でサファリを大満喫!!!

SOS孤児院訪問
貧困や実の親による虐待、そしてアフリカでは今でも「死の病」となっているエイズで親を亡くした子供たちが共に暮らす「SOS孤児院」を訪れました。「マザー」と呼ばれる母親同様の職員と約12名の子供たちがひとつ屋根の下に暮らし、それが集まって共同体になっている様子は「孤児院」というよりも「村」といった感じ。それぞれの家庭におじゃまして、温かい愛情に包まれながら暮らすケニアの子供たちの姿に出会うことができました。

体験アフリカンミュージック&ダンス
ケニアには30以上の民族が住み、それぞれが伝統的な文化を残しています。なかでも魅力的なのは、独特な旋律とエネルギッシュなリズムをもつ音楽。そんなアフリカンミュージックにあわせて、プロのダンサーたちからレッスンを受けました。会場となったカルチャーセンターは、障害者施設「ボンボルル」の中にあって、障害のある人たちが自立生活するためのさまざまなプロジェクトの様子も垣間見ることができました。

キャンピングサファリ体験
ケニア最大の国立公園である「ツァボ国立公園」。その中にあるキャンプサイトで、大自然に抱かれながらキャンピングしたのがこのコース。初日から、滅多に見ることができないライオンと間近に遭遇。キャンプファイアーでは、フォークダンスやケニア人もまじってのアフリカンダンスで大いに盛り上がりました。

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