ピースキャラバン
国旗の図柄にもなっているように、ラクダはエリトリア国民の象徴ともいえる動物。30年におよぶ内戦時には、強大な軍事力を誇るエチオピア軍の戦車に対して、『ラクダ部隊』が勇敢に戦ったという武勇伝も。そんな話を思い浮かべつつ、実際にラクダに揺られてみようというコース。ときにはサウジアラビアにまでその足を伸ばすという、遊牧民族であるラシャイダ族の人たちの案内で、行ってきました灼熱の荒野。
当日集まった「ラクダさん」の数はおよそ60頭。聞いてビックリ、中には五日前にこの地を目指して出発、今日を迎えたラクダもいたとか。その数の多さに、誰がどこにいるのかわからなくなってしまいそう。
ラクダは意外と背が高い!馬より長いその足は、なんとひづめが「ピース(チョキ!)」をしているのです。顔もとっても優しくて、長いまつげが魅力的。しかし、そんなプリティキュートなラクダさんですが…鳴き声は「ぶぇ〜〜」。
ラシャイダ族の子どもたち。 カメラに興味津々で、レンズを向けると照れながらも素敵な笑顔を返してくれました。小さな子どもの頃からラクダの乗り方を学んで育つ彼ら。前足からではなく後ろ足から立ち上がるため、とても揺れるラクダに四苦八苦する私たちの様子を見て、子供たちは大笑いしていました。
(花岡)
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