スラムに暮らす人たちと交流
買売春、児童虐待などの問題が多発、治安も非常に悪くなっているというグアヤキルのスラム街。
このコースでは、そんなスラムの状況を改善しようと若者達が中心となって結成したNGO団体「若者の権利を守る会」を訪問。壁画制作やサッカーなどを通して交流を深めながら、「犯罪の陰には、教育が充分に行き渡っていない現実がある」と、職業訓練を中心に若者たちへの教育を進める彼らの活動について話を聞きました。
青い地球と手を取り合って輪になる人々、そしてオリビア号。エクアドルと日本をつなぐ友情のしるしとして、壁画を描きました。大人も子どももみんな一緒にペンキだらけになりながら、一つの作品が完成。
交流会場となっていた公園のブランコやベンチなどを修理し、ペンキを塗ると、子供たちは大喜び。すっかりかわいくなった遊具にわれ先にと飛びついていた。
交流会ではエクアドルのアフリカ系移民の伝統的な踊りと、「若者の権利を守る会」による演劇や歌を披露してもらいました。
ピースボートからは、日本の踊りとして「南中ソーラン」を紹介。見よう見まねで一緒に踊る子供たちの姿はとても微笑ましい。
アフリカ系移民の多いエクアドルではアジア系の人が珍しいのでしょうか。交流会の最中にもひっきりなしにサイン攻め。
漢字、平仮名、カタカナ、ローマ字、4種類の表記が出来るのにも興味を持った様子でした。
(小柳)
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