1日リバークルーズ
ボートに乗り込んで、両手にうっそうと生い茂る木々を眺めながら、アマゾン川支流のグアマ川を遊覧。途中で島に上陸して、ジャングルトレッキングも。目にしたことのない植物や昆虫に少々腰が引けた人もいたようですが、森の生態やそこに暮らす人々の生活を垣間見ることができました。
現地の言葉で「涙の川」と呼ばれる、アマゾン河支流の「グアマ川」。
1日に10センチも成長する植物「アニンガ」を眺めながら、船はゆっくり奥へ進んでいく。
不気味な雰囲気さえ感じさせるアマゾンの大ジャングル。
一歩踏み込めば、そこはもう神秘の世界。何が飛び出すか!?そんなドキドキ気分でいざ奥地へ。
この赤いつぼみは「食紅」の原料になるのだそう。それを使って顔や腕に思い思いにペインティング。ふと辺りを見渡せば…ツアー参加者全員が体のどこかしらに赤い線を引いていたのでした。
中南米の原始林の中で最も高く成長するという「スマウマの木」。これを神木として扱うマヤ族の人々には「カボックの木」と呼ばれている。
まずは木の根元を石で打つ儀式を体験。これによって、アマゾンの神様にジャングルに入るための許しをもらえる。四方4キロに渡って響く重く静かな音は、以前はこの地に暮らす先住民族の間で連絡手段として利用されていたとのこと。
緊張の面もちでのぞき込んでいるのは、体長約3センチの大きなアリ。
種類によっては噛まれると、1週間は痛みが引かないこともあるとか。ところが、そんなアリが作る巣は「クッピン」と呼ばれ、喘息に効くそうです。
アマゾンのジャングルは、天然ゴムの原産地。これをイギリス人が持ち出したことをきっかけに、現在のように東南アジアでも大量に生産されるようになったという。
ゴムの木を削ると出てくる白い樹液に参加者一同興味津々。はじめて見る光 景に歓声が上がった。
(村松)
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