サモアの自然を守る人々
アピアがあるウポル島の南西部に位置する海岸を訪問。マングローブを守るために作られた遊歩道を散策しながら、その自然を守ろうと活動している人々に、サモアの自然について話を伺いました。自然保護区内の森林や滝をめぐり、自然を堪能する一方で、温暖化や森林伐採による深刻な環境破壊に直面するサモアの現状も目の当たりにした1日でした。
サアナプ自然保護区を回るエコツアーに参加。この保護区の管理はすぐそばの村が行っており、その許可がない限り、保護区内の植物を伐採したり持ち出したりすることは出来ない。伐採による森林面積の減少が深刻なサモアでは、このようにして国や村が森林を保護し、管理していかねばならない状況だという。
毒を持つかたつむりがいたり、麻酔代わりになる植物 があったり。初めて見る動植物物にみんな興味津々の様子。
マングローブはサモアの人々の生計を支えている大事な植物。別名「tree of life(命の木)」と呼ばれるココナッツも、サモアの人々の生活になくてはならない植物となっている。実はもちろんのこと、皮、幹に至るまで、無駄になるところは1つとしてないそうだ。
南太平洋で最も古い歴史を持つプププエ国立公園内にあるトギトギガフォール。
この日は前日から降り続いた雨のおかげで、流れる滝を目にすることが出来たが、普段は森林伐採の影響で上流からの流れが止まり、水が枯れてしまっているという。
(小柳)
アピア寄港地レポートインデックスへ35回クルーズレポートインデックスへ