紀元前の時代から定住した人々は、日本人と同じモンゴロイドに祖をもつといわれる。18世紀ごろからヨーロッパ人との接触がはじまり、英米独の三国の対立の末、1889年、その共同保護領となった。さらに99年には、英米独の思惑により、西経171度線を境に、西と東に分割。西サモアはドイツの、東サモアはアメリカの支配下に入った。
西サモアはのちに、ニュージーランドによる統治を経て、1962年に「西サモア共和国」として、ポリネシア地域初の独立を実現。97年に国名を「サモア独立国」とした。東サモアは今もアメリカ領にあり、「米領サモア」「アメリカン・サモア」などの呼び名で知られる。 |