12月10日 ▼地球温暖化Part2/中島正明(『地球の友ジャパン』スタッフ)
ハナ・ヨンゲピアー(ピースボートスタッフ)▼
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「地球の友ジャパン」スタッフのその関心の高さを伺わせる中島正明さんによる講座第2 回目。中島さんの講座をはじめ、「地球温暖化」についてのワークショップや講座は回数を重ねる毎に参加者が増え、その関心の高さをうかがわせます。
前回「温暖化のしくみとその影響」のおさらいに続き、今回のテーマは、地球温暖化防止に向けての第一歩ともいえる「京都議定書」。日本政府や国際社会の取り組みについてお話ししていただきました。 |
「京都議定書で決定した日本の温室効果ガスの削減目標は、1990年の排出量を規準として6%。しかしそのうち3.7%は自然削減が占めており、これは明らかに無理があります。また、『京都メカニズム』と呼ばれる仕組みの1つに、先進国と途上国間の共同プロジェクトにより排出量が削減された場合、その先進国が削減量を自国に移転、獲得できるというものがあるのですが、それによる削減が1.8%を占め、国内での努力がなされていないという根本的な問題もあるのです。
日本では、火力発電の代替案として安易に原子力発電所の増設も計画されていますが、2年、3年先の目標や利益ではなく、100年、200年という長い目で見ていくことが大切なのではないでしょうか。」
(香月)
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