7月8日  ▼イスラム教の国『モロッコ』〜その文化と歴史と人権問題〜
マリカ・ガバー(人権NGO「OMDH」メンバー)、冨士本英昭(ピースボートスタッフ)
マリカさんは、モロッコのNGO「Organisation Marocaine de Droits de L'homme(略称OMDH、人権のためのモロッコ協会)」のメンバー。この講座では、ピースボートスタッフ冨士本英昭とともに、翌日入港予定のモロッコの文化・歴史・人権問題などについて語ってもらった。
「モロッコの国教はイスラム教で、国は憲法とコーランによっておさめられています。その影響は文化・教育に強く表れていて、女性や子供の地位は低く抑えられています。例えば女性差別撤廃条約が国連によって可決されましたが、モロッコではその条文は政府により「保留」されています。モロッコの女性はイスラム教の男性としか結婚できず、女性から離婚を申し出ることも許されていません。
OMDHでは個人及び集団の人権意識を高めること、人権侵害を受けている人を守ることを目的に様々な活動をしています。例えば、人権侵害が起きた時はモロッコの4大新聞にそれに関する情報を提供して報道してもらう。そのほか、OADH(アラブ人権組織)やFIDH(国際人権連盟)と協力してセミナーやトレーニングなども主催しています。」
(小原恵梨子)
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7月8日
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