7月7日
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七夕祭
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青空の下、フィーリングカップルは始まった。まずは男性陣が目隠しをはずし、女性陣とご対面。参加者は男女各7人。司会者から参加者が一人ずつ紹介される。事前に提出したプロフィールから、参加者の過去の恋愛経験などが暴露されていく…。ここから何組のカップルが誕生するのか楽しみだ。
まずは恒例の第一印象から。参加者当人には見えないが、観客には参加者の心の中がだんだんと分かっていく。
障害物競争。男女ペアになり、男性が女性を「お姫様だっこ」してのパン食い競争、男性がふくらました風船を女性のお尻で割る風船割り、二人が向かい合ってなわとびというコースで競い合った。細身の男性が女性を軽々と抱え上げたりと参加者の意外な一面が見えた。第一印象はどう変わっていくのか?
今度のゲームは疑似夫婦体験。男女ペアになり、女性が男性の首にネクタイを結んであげながら会話をするゲームだ。「早く帰ってきてね」、「今日の夕飯、何がいい?」など新婚夫婦顔負けの会話が飛び出した。ネクタイの結び方が分からず、蝶結びで結ぶ女性参加者も。
七夕という日本の伝統行事だけに、お茶会も催された。船内で開かれているお茶教室の「常連」たちが浴衣を身にまとい、お茶を振舞った。しかし、海外からの参加者には正座はつらかった様子。
今日のディナーは七夕懐石。七夕にちなみ浴衣姿の人たちが多く見られた。久しぶりに食べるちらし寿司にみんな大満足。
陽も落ちたところで夜の部へ。まずはフィーリングカップルの告白編。昼間のゲームを経て、男性が思いを寄せた女性に愛の告白を。「一目見たときから…」といった典型的な言葉から「結婚してください」という大胆な告白まで飛び出した。
会場から飛び込みで「ちょっと待った」コールも。最後には5組のカップルが誕生した。
七夕と言えば星空。そこで船の明かりを消し星空鑑賞会。残念ながら少し曇っていたため、天の川は見えなかったが、月明かりが美しい夜だった。横浜出航から今日までの写真のスライドショーを上映しながら、事前に募集した恋文や短冊の朗読が行われる。これまでに訪れてきた場所での感動がよみがえったのか、中には涙を流 している人も見られた。
この七夕祭は、日本から旅を共にしてきた7名の国際奨学生(IS)をはじめ、次の寄港地モロッコで下船する多くの乗船者にとって最後のイベントとなった。
(鈴木亜紀子)
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