8月1日
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あなたも今日から先住民?!〜マヤの知恵に学ぶ〜
/工藤律子(ジャーナリスト)、上野清士(ジャーナリスト)
佐藤太(ピースボートスタッフ)
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「エルサルバドル、グアテマラ、そしてメキシコの大地の主人公は、かつて偉大なマヤ文明を築いたマヤ先住民族だった」と語る上野清士さんと工藤律子さん。そして自称「先住民族代表」の、「インディオ佐藤」ことピースボートスタッフの佐藤太。虐げられてきたマヤ民族が子々孫々切れ目なく守り続けてきた文化や暮らし、そして彼らの置かれた現状を、中南米に精通する3人が解説した。
「中米諸国中、最も先住民族人口の比率の高いグアテマラは、総人口の60〜70%が先住民族です。しかし、グアテマラの先住民族は中米で最も虐げられてきた人たちでもあります。絶対的な多数派であるにもかかわらず、この500年間、最下層として位置づけられてきました。
グアテマラだけではなく、アメリカ大陸の先住民はこれまで、長い抑圧を強いられてきました。21世紀を迎えた今後も、彼らが主権が回復されるまでには、長い時間が必要でしょう」
(橋口雅子)
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「芸術パラダイス〜芸術としてのプロレス〜/カジポン(芸術研究家)▼
人生の中で影響を受けた芸術作品を、一人でも多くの人に紹介することを生き甲斐にしている芸術研究家、カジポンさんが、プロレスの芸術性についてビデオを交えながら語った。明日はメキシコ寄港。メキシコでは「ルチャリブレ」と呼ばれるプロレスが全国民に愛されている。この講座でプロレスの魅力を目の当たりにした参加者は明日、メキシコで本場のルチャリブレを観戦する。
「プロレスは、完成された舞台芸術です。ただ相手に勝てばいいというわけではありません。相手の力を9引き出して、その上で自分が10の力でうち勝つわけです。だからよけられるような技でもわざと受け止めます。全ての技を受けきって、なおかつ相手をねじ伏せるのがレスラーの誇りなんです。だからチャンピオンには、とんでもない技がかかります。『チャンピオンならこれぐらいの技を受け止めろ』というわけです。プロレスは命がけのショーなんです。」
(森一成)
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