アルゼンチンの魅力
/グラシエラ・ロイス・星野弥生(ベンポスタ共和国駐日大使)
グラシエラさんと星野弥生さんによる最後の講座。前回までは、グラシエラさんご自身の体験談を中心に、軍政時代のアルゼンチンについて語っていただきましたが、それだけではなく、この国のさまざまな魅力についても知って欲しいと、その見どころ、文化、食べ物、音楽そしてサッカーにいたるまで幅広く紹介していただきました。音楽に合わせ、グラシエラさんがダンスを披露するという一場面も。これでまた、明日入港のブエノスアイレスがますます楽しみになってきました。
星野:「日本でもお茶の習慣がありますが、アルゼンチンで有名なお茶が『マテ茶』。どんなお茶でどんな飲み方をするのか、聞いてみたいと思います。」
グラシエラ:「マテ茶は、マテという葉っぱから採るお茶です。ひょうたんを半分に切り、中身をくり抜いた器にお茶っ葉を入れ、お湯を注ぎます。そうしたら、ボンビージャと呼ばれるストローの様なもので飲むのです。先端が茶こしのようになっていますから、お茶だけが飲めるというわけです。
そしてこのお茶は、1人で飲むためのものではありません。皆が一緒になる、友達になるという意味のお茶ですから、同じストローで廻し飲みをします。他の文化を持つ人の中には、嫌がる人もいるかも知れませんが、これが私たちのやり方です。もともと田舎の農村の習慣で、ぽつりぽつりと離れている家々に誰かが訪ねてきたとき、『一緒に飲もう!』と言って飲んだのが始まりだったと言われています。そしてそれは、アルゼンチン人の『人を受け入れる心、人をもてなす心』のあらわれでもあります。マテ茶は、私たちの心の中と体の中にしみこんだ文化です。器とポットを持ち歩いて1日過ごす人もいるぐらいなんです。」
星野:「ほんとに、アルゼンチン人はマテ茶が離せないんですよね。どこにでも持っていくこのマテ茶に私もものすごく興味があったんです。皆さんも、ぜひ、お土産に買ってみるといいと思いますよ。」
(真家)
まんだら屋宝くじ
みんなの夜の憩いの場、世界で唯一(おそらく)の船上屋台「まんだら屋」主催による『宝くじ』が販売開始となった。一口300円、一等賞品なんと現金10万円!!副賞には「酎ハイ20杯券」や「ラーメン晴海まで15食券」、「まんだらカップル豪遊券」など計25本、金額にして20万円相当の商品が用意されているとか。
しかも、はずれ券3枚で酎ハイ1杯無料というから嬉しい限り。太っ腹な賞金に驚きながら『夢』を買う人続出、ということで売れ行きも好調とか。気になる抽選日は、お小遣いも心許なくなってきた4月10日。「10万円が当たったらどうしよう〜」そんな、嬉しい悩みを現実とするのは一体だれ?1000本の限定販売ですから、ホラ、早く買いに行かなくっちゃ。
(逸見)
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