3月20日
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ブラジルの新しい魂・アフロヘイギ
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リオデジャネイロの都心には高層ビルが建ち並ぶ一方、ファベーラと呼ばれるスラムが多数存在する。ファベーラで暮らす子供たちは、貧困から将来に希望を持つことが出来ず、暴力や麻薬といった世界に染まっていくことが多いという。『アフロヘイギ』はそういった子供に音楽やダンスを通して夢や目標を持つことを教え、暴力や麻薬の世界から引き離すことを目的としているNGO。今回、私たちはファベーラにある事務所を訪れ、互いの文化交流を行いました。
アフロヘイギの事務所があるヴィガーリオ・ジェラウと呼ばれるファベーラの様子。昨夜のフェスティバルでも大活躍のアフロヘイギのスタッフが案内してくれました。一見同じように見える街並みでも、「ここから先は危険だから、カメラやビデオの撮影は絶対にしないで」の言葉に、緊張が走る。
アフロヘイギでは、若者や学齢前の子供らに文化教育を行っている。今日は、4〜6歳の子供たちのカポエラ(奴隷階級の自己防衛術として発達した、格闘技とダンスがミックスされたもの)のレッスン。かわいらしい子供らの様子に参加者たちからは歓声が。
次はうって変わって、レコード会社とも契約を結んだプロメンバーによる、本場のカポエラ披露。スローな動きから目にも止まらぬ足技へ転じるコンビネーションは「圧巻」の一言でした。
昼食後の交流会では、ピースボートから折紙や書道を紹介。書道では、みんな慣れない筆に四苦八苦しながらも、とっても楽しそう。写真はカポエラの先生が漢字に挑戦している様子。
「日本の伝統的な踊りを」ということで披露したのは、「炭坑節」による盆踊り。「えー!踊れないよー!」なんて躊躇する参加者たちが、がんばって踊り始めると、待ってましたとアフロヘイギ事務所のメンバーも飛び入り参加。日本式、ブラジル式盆踊りが入り乱れての輪ができました。
ピースボートから、国連の提唱する「私の平和宣言」を世界中に広め、またその賛同者には署名をしてもらう事を目的とする「チーム☆ユネスコ」によるパフォーマンス。アフロヘイギのメンバーも真剣な表情で見つめる。最後に「マンボNo.5」が流れると、ダンス好きのリオッ子たちはもその輪に飛び込み、大人も子供も入り交じってのダンス大会となった。
写真はパーカッション講座の様子。見よう見まねで叩いてみると、だんだんサマになってきた??一緒に行われたカポエラ講座では、多くのメンバーを育ててきた先生から直々に教えてもらい大感激。
アフロヘイギで活動しているグループの1つがこのアフロ・ラタ。ペンキや石油の缶といった廃材を利用したドラムを叩き、リズミカルにダンスを踊る。リズムやダンスは子供ながらも大迫力。交流会の最後を飾ってくれた。
(菅井)
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