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お弟子さん集まれ/古今亭菊千代(落語家)
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「どうも兄さんこんにちわ!」、「お先にお勉強させていただきます!」こんなあいさつが大西洋上で飛び交っている!? ご存知、古今亭菊千代師匠が「お弟子さん」を募ったところ、多彩なる面々が集合。さっそくリオデジャネイロ以降に洋上で開催される『寄席』に向けて猛特訓が始まった。
発声練習を皮切りに、「音楽」や「冷麺」などをお題にした小話の発表。「上手(かみて)」と「下手(しもて)」それぞれに目線をやるにも決まりがあったり、簡潔かつ分かりやすいものが良いなど、なかなかどうして奥が深い。その出来の良さに、お弟子さん一同から大きな拍手が起こったかと思えば、「それがオチ??」と、拍手のタイミングつかめない出来のものまで、レベルはそれぞれ。その後も、菊千代師匠による落語の実演、踊りの練習と「稽古」の時間はあっという間に過ぎていきました。
「日本を遠く離れてから、日本の芸能のすばらしさ、奥ゆかしさが感じられるなんて」。お弟子さんたちからはそんな声も。意気込みじゅうぶんの彼らの姿を見ていると、来るべき「寄席」が待ち遠しくなりますよね。
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タイタニックディナー
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「1912年4月15日大西洋ニューファンドランド島沖、北緯41°46′西経50°14′のポイントで海に沈み、世界最大の豪華客船でありながら、この大惨事により歴史に名を残したタイタニック号。その最後の晩餐を忠実に再現したのが本日の夕食です。」こんなメッセージカードが添えられたのが、本日盛大に催された『タイタニックディナー』。
とびっきりのお洒落をしてレストランへと足を運ぶと、いつもとは随分違う雰囲気のレストランが迎えてくれた。バイオリンとチェロによる生演奏、そしてテーブルにはキャンドルの炎が灯る…。20世紀初頭の満ち足りた幸福感を再現したその様子は、今夜のスペシャルメニューへの期待をさらに膨らませてくれた。そうして次々とサーブされたのは、ソースの製法まで再現したという、同じメニューの贅沢な料理の数々。お味はもちろん、その雰囲気にはウットリさせられるばかり。大西洋上の優雅なひとときを、素敵なディナーと、そしてそれを囲みながらのおしゃべりとともに満喫した一夜となりました。
(石橋)
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シャーマニズムの世界/永武ひかる(写真家)
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「死者の魂は森に帰る。森こそは、人々を守り、そして力を与える母なる存在である」――森に住む精霊たちから力を与えられると信じられているアマゾンのシャーマン(呪術士・祈祷士)は、植物から採った幻覚剤を飲むことによって、精霊から病気の治療法など様々な知恵を聞き出すことができるという。実際アマゾンの奥地を訪れたという永武さんが、シャーマンたちがどのように植物と共存しているのかについて、ビデオとスライドの映像も交えながら語ってくれた。参加者もアマゾンに暮らす人々の精神世界に興味があるようで、「シャーマンに会いたい」、「シャーマンになるには?」などの質問も飛び出した。
「現在では、ビデオにあったような伝統治療・伝統文化がどんどん減ってきています。原因の1つは、新しい情報が急速に入ってきて価値観が変化し、『呪術=邪悪な世界』と考えるようになってきたこと。そしてもう1つは、呪術は非科学的でナンセンスという学校教育の影響です。しかしいっぽうで皮肉なことに、最先端の科学(遺伝子学)などが、シャーマンが培ってきた知識に注目するようになっています。
文明に侵された人間が無くしつつある本来の力や民族的な知恵が注目されてきているのです。また、植物と共生するという世界観やその方法は、私たちが抱えている環境問題へのヒントにもなりうると思います。」
(真家)
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