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3月13日  ▼フォークダンス
「甘酸っぱ〜い青春時代を思い出しながら踊るのがコツ」だと語るのは、主宰者の川村美佐さん。これまでも『健康リズム体操』や『ラインダンス』のレッスンで人気を博してきた。新機軸の『フォークダンス』の教室には、約30名の生徒さんが集まってきた。
「2ステップ、2ステップ、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、今まで踊ってくれた人にアリガトウ、新しいパートナーにどうぞヨロシク…」。こんな美佐さんのかけ声とともに、お馴染みの『オクラホマ・ミクサー』が流れる。そんな中で踊る様子は、たしかに、「甘酸っぱ〜い青春時代」を思い出しているかのよう。そして「チャン♪チャン♪」の音楽で終わる瞬間の「お目当ての人がすぐ隣まで…」そんな忘れかけていたドキドキ感も交えつつ、ラストはみんなでおっきな拍手。
もう一方の定番『マイムマイム』のほかに、ロシア民謡の『コロブチカ』を使ったダンスもレッスン中とか。ほんとうに、美佐さんのレパートリーの多さには脱帽ですよね。
あなたの知らない今の日本
日本にいるときは気にならなかった芸能の話題も、船内の生活が長くなるにつれ、無性に恋しくなってくるから不思議なモノ。本日は南アフリカから合流してきたピースボートスタッフ・山本が、日本の最新情報を解説するとあって、ワイドショーフリークやスポーツ好きなどたくさんの聴衆が詰めかけた。
話題をさらったのは、森首相の発言集。そして、とうとう出たかの進退問題。「次期首相は誰がよいか」という大論争にまで発展し、会場は熱い討論の場となった。「今後知りたい話題は?」との問いかけに、「株価と為替」それに「会社の倒産情報」とは、大西洋を横断していても日本の景気が気になる方は多いようですね。
(石橋)
スライド&音楽ショー
「両親の影響で気がつけばラテン音楽が体に染みついていた」というのは、『インディオSATO』こと通訳コーディネーターの佐藤太。そんな彼の貴重なコレクションから、「身を削るほどの想いで」(本人談)セレクトしたという15曲が、情景豊かなスライドを交えて披露された。いよいよ間近となった南米寄港の「プロローグ」ともなった企画を紹介。
「南米に行きたい!」「本場の音楽を聴きたい!」の念願かなって学生時代、1年かけて南米各地をめぐり、その頃から『インディオSATO』を自称するようになったとか。「この南米旅行では、行く先々でラテン音楽のコンサート会場にも足を運びました」。そして、「ある時、ヒッチハイクをしようとしたのですが、思うように車がつかまらず、それを見かねたお巡りさんが車一台ずつをつかまえては、行き先を尋ねてくれたんですね。そこまではともかく、つかまえたのは家路につこうとするタクシー。それもタダで僕を乗せるよう交渉してくれたんです。さすがに悪くて、僕はその運ちゃんにコーヒー1杯をおごりましたけどね(笑)」なんてエピソードも。
「南米ばなし」にも花が咲いたこの企画、「15曲ではもの足りない」ということでまだまだ続くことになりそう。こうして参加している私たち、気が付けば『ラテン音楽中毒』になってたりして?
(真家)
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