2月28日
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南アフリカ丸かじり!!/チーム☆ユネスコ・地球大学
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これまで以上に南アフリカについて興味を持って欲しいとの思いから、「チーム☆ユネスコ」と「地球大学」の両プロジェクト共同で行われたこの企画。津山直子さん(JVC南アフリカ代表)を先生役に迎え、「南アってどこにあるの?」、「アパルトヘイトって誰が何の目的で始めたの?」といった疑問に対しわかりやすくレクチャーしてもらう「地球大学付属小学校」をはじめ、理解しやすく、かつ興味をひかれる内容となった。
参加者からは、「ネルソン・マンデラって何をした人なの?」という、基本的にもほどがあるという質問も飛び出した。が、これへの回答が、この企画の本質をずばりと現していたのも事実。
「今の質問についてですが、もちろん彼以外にも反アパルトヘイトの活動家は大勢いました。ノーベル平和賞を受賞したマンデラは、その中の象徴的存在であるとも言えます。彼は1964年に逮捕されて終身刑として投獄されたあと、政治犯が多数収容されていたロベン島などいくつかの刑務所で約27年間も過ごしました。1990年2月12日に釈放された後、彼が訴えたのは、「差別した、されたという過去は消せないが、互いに許し合ってゆこう。必要なのは『融和』なのだ」ということでした。そして1994年、マンデラは南ア初の黒人大統領となったのです。
私自身、マンデラに会ったことがありますが、普段の生活はひじょうに質素で、人の意見をよく聞く人です。また、1990年に私たちが彼を日本に招いた際は、壇上に上がりスピーチするより前に、様々な準備をしてきた会場内のボランティアのスタッフたちに握手を求めていました。彼はそんな人柄の持ち主なのです。現在でも、紛争解決のモデレーター(仲裁者)として、マンデラの力は必要とされているのです。」
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避難訓練
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船の後方デッキへ足を運ぶと、そこからは『潮のみち』と呼ばれる船の航跡が見える。航海中なので当たり前のことかもしれないけど、久しぶりに味わう船独特の軽い揺れ、エンジン音など何もかもが新鮮に感じられた方は大勢いらっしゃったのでは? そんな晴天に恵まれた出航翌日の今日、SOLAS条約(海上人命安全条約)』に基づいて実施された避難訓練。
お察っしのとおり、OLVIA号でもすでに実施されたため、ほとんどの参加者にとっては2回目の訓練となる。しかし、船が変わればライフジャケットの収納場所、自分の『テンダーボート(救命艇)』の場所も異なるから気が抜けない。とうぜんライフジャケットの着用はみなさんお手の物。とはいっても、『ロボット』みたいな姿になりながら真剣に話を聞く姿は、いつも申し訳なく思うのだけど、やはり可愛くてどこか笑えてしまうのでした。
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新・新ディレクターズミーティング
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ケニア停泊中、OLVIA号の船内最大スペースであるミュージックサロンからピースボートカウンター前に移動、それが功を奏してたくさんの人が足を止めるようになったのが、ご存知『ディレクターズミーティング』。翌日の船内企画のスケジュールを決定していくこの場が、ルーシ号に移った今、いったいどこで行わるのかという高い(?)関心が寄せられていたが、「人通りの多さ」が決め手となって『ミュージックサロン前広場』に決定。
引っ越し疲れもなんのその、廊下や階段に所狭しとたくさんの人が集まった。どうやら、苦心の末の出航で「ルーシ号をみんなで出した!」という感動と「新たな73日間の船旅を創っていくぞー!」という気持ちの高ぶりが表れているようだ。企画を記入してゆくホワイトボードは、あっという間に埋まって真っ黒に。「引っ越しを機会に、新しい事にチャレンジしてみようかな」そんな雰囲気いっぱいの船内からの報告でした。
(真家)
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