2月7日 ▼ビアガーデン
ついにアフリカ大陸! 東海岸、ケニアのモンバサに入港した記念に開かれたのは、なんと無料ビアガーデン。船内ではこれまでにお目にかかれなかった、日本産ビールがこれでもかと振る舞われた!!(ちなみに銘柄は、野生の王国だけに『キリン』限定)
この船上イベントのために選ばれた「バドガール」がキリッと冷えたビールを次々に手渡し、炭火焼きで調理された肉や魚の饗宴に舌鼓をうつ…。アフリカの夕べはとても心地よい風に吹かれ、さらには満月。ほろ酔い気分の会場では、関西人たちが「六甲颪(タイガース応援歌)」を咆哮。気分は無礼講へ。
明日からはいよいよアフリカ本番。今夜気持ちよく寝たみなさんは、元気にサファリへと出発してゆくことになりそうです。
(生間)
ドクター神戸のアフリカ案内/神戸俊平(獣医)
アフリカ大陸に到着した本日、約30年間をケニアで獣医として活躍してこられた神戸俊平さんによる講座が開かれた。ケニアの魅力、治安、環境問題、初級スワヒリ語にいたるまで、さまざまなお話をいただいた。神戸さんにとって本クルーズ初の講座とあって、ちょっぴり緊張気味な様子も、和やかな雰囲気で行われた。
「ケニアにはいくつか国立公園がありますが、ナイロビのナクル湖は田沢湖の約2倍の大きさでありながら、フラミンゴが100万羽生息していました。なぜ、それだけの数が生息できたのか? 普通、川の水というのは海へと流れ出てしまうのですが、ここに限っては大陸の中にあり、流出河川がありません。そのため水質は強アルカリ性になり、結果1日約70万トンもの藻が発生します。
それらを食べることにより100万羽という数が生息できるだけの『エコシステム』ができあがっていたわけです。ところが、こうした特異な生態系が、日本のODA(政府開発援助)による取水ダム建設によって破壊されているのではないかと私は考えています。今ではおそらく、ナクル湖に生息するフラミンゴは40万羽程度ではないでしょうか。
このように、ケニアを含むアフリカ諸国の多くは、環境や経済において日本と深い関係にあります。どうしてもアフリカの各国政府は、目先のお金に手を出てしまいます。結果、環境破壊へとつながっている場合もあるのです。私たちの立場としては、もちろんそうした援助は断るべきだと言いたいところなのですが、よそ者が『環境破壊をおこすから』と彼らの意向に口をはさむというのも難しい状況です。」
(生間)
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