2月4日  ▼アフリカという国はない/ピースボート事務局
オリビア号は現在、アフリカ大陸へ向けて真西へと航海中。日本では、この広大な大地は、常に『アフリカ』とひとくくりに語られ、『サバンナ』『飢餓』といった画一的なイメージだけが先行しがちだ。そんな「イメージ」を打ち崩そうと、ピースボート事務局が実施したのがこの企画。「『アフリカ』という国があるわけじゃない。それぞれの国が、それぞれの歴史や文化をもっているんです」というピースボートスタッフの鈴木郁乃が、その魅力について語った。
「音楽・演劇・映画といったとっつきやすいものを通じて、アフリカのことを日本で紹介したい。そしてアフリカでは逆に、ほとんど知られていない日本について伝えていきたい」。
イギリス留学中、4年間にわたって『アフリカ学』を学んだという鈴木。中高生のころ、アフリカといえば、干ばつや飢餓といった悪いイメージしかないのはどうしてだろう、という疑問を抱いたことが、アフリカについて学びたいと思うきっかけになったという。
今回は、南アフリカ・ナイジェリア・セネガル・ケニアなどの音楽や文学の紹介に加え、東アフリカで使われている言葉、スワヒリ語の簡単な練習も。馴染みの少ないアフリカの国々の文化に触れ、参加者は興味深そうに話を聞いていた。
(菅井)
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