4月30日 ▼バルカン火山とスピードボート
1987年と1994年の2度の噴火、そして現在も10分に1回の割合で噴煙を上げるバルカン火山。そんな火山を間近に感じながら、そして灰まみれ、泥まみれのハイキングなんてそうそうできる体験じゃない。予想外の子供たちとの交流も加わり、200%大満足のコースとなりました。
昨日のどしゃ降りの雨のおかげで、灰は舞い上がらず予想外に楽なのだけど、まるで雪の上を歩いているようにズブッズブッと足が沈んでしまう。そして、目の前に現れたのはこんなに大きな亀裂。「崩れて危ないですよ。真ん中を歩いてください!」って怒られちゃいました。
約1時間、小高い山を登っただけなのに既に汗びっしょり。「ゴゴゴゴゴォー!」と地響きが鳴り、足元が揺れたかと思うと、モクモクと噴煙を上げる姿。ラバウル湾を挟んで向こう側に見えたのがタブルブル火山だ。
山を下り、スピードボートでゆっくりと(?)シンプソン湾を遊覧。そしてマチュピット島の村へ。灰で真っ黒な海を想像していたら、実際は魚が泳いでいるきれいな海。ところで、どこがスピードボート?と思ったら、ルーシ号までの帰り道には、スリル満点のスピードレースがちゃんとありました。
マチュピット島に到着すると、クリッとした目にカーリーヘアのとってもカワイイ子供たちに囲まれた。「連れて帰りたーい」なんてまさか本気?
素敵な花で飾られた村で、おいしい食事と伝統的なダンスによる歓迎を受ける。村を上げての歓迎に大感激。
食事を済ませたら子供たちと海で泳いだり、折り紙やゲームで遊んだり、村の男たちと語り合い腕相撲したりと楽しい時間を過ごした。村中に笑い声がこだまする。
村中の人たちと仲良くなって、お互いなかなかさよならができない。スピードボートに乗っても「バイバーイ!」といつまでも手を振り続けた。
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