4月29日  ▼行ってみた北朝鮮
昨年夏、ピースボートは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪れる第29回クルーズ「アジア未来航海」を実施した。その準備などのため、北朝鮮・ピョンヤンにのべ2ヶ月間滞在した経験を持つピースボートスタッフの中村佐知江が、スライドやビデオの上映を交え、「近くて遠い国」北朝鮮について語った。
「私は昨年2月、9年ぶりに北朝鮮を訪れたのですが、着いてしばらくの間は、緊張を解くことができませんでした。そんなある日、現地の民族衣装であるチマチョゴリを着て外出したことがあったんです。すると、周りの人たちが、すごくいい笑顔で喜んでくれた。その時初めて私も、緊張をといて現地の人たちと接することができた気がします。わたしたちが彼らの国に対する情報が少なくて警戒していたのと同じように、彼らも日本についての情報がなく警戒していたんですね。これがその時着ていた思い出のチマチョゴリです。
ところで北朝鮮の人達が人民服を着ているんじゃないかってイメージをお持ちじゃありませんか?実際はそんな人は1人もいない上に、女性は本当にキレイ。前髪をかわいらしくカールさせたり、バレッタで止めたりとオシャレですね。もちろん化粧もしています。金正日さんの方針で、『女性の美しさは国の宝』という考えがあり、美顔にたいへん力を入れています。
そこに暮らす人達の温かさに触れ、お金や物よりも人とのふれ合いを大切にしている国民性に、今では大好きな国になった北朝鮮ですが、わたしがそのように話すと、『洗脳されちゃったんじゃないの?』『普通の人もいるの?』といわれてしまいます。私は『普通の人が住んでいることすら想像できない日本人というのはどうなの?そちらの方が洗脳されているんじゃないの?』と思うのですが」
(石橋)
船内事件簿/福島カツシゲ(お笑いグループ「COLORS」メンバー)
あらゆる船内企画に姿を現し、その場のオイシイところの全てを持っていった(?)のは、わずかな4日の乗船にも関わらずすっかり船内生活に馴染んでしまった福島カツシゲさん。その集大成として、本日の企画は今クルーズのあれこれをネタにした、超危険トーク。にも関わらず、老若男女を集めた会場からは、暖かい笑いがドカン、ドカンと破裂したのは、彼の人柄のなせるワザ?
「ケニアでパスポートを紛失したけど、滞在が延長されたんで再発行してもらえた。」、「ツアー中の飛行機がトラブルで引き返すことに。何かあっても身元が判るようにと、何より先に入れ歯をつけた」などなど、事前にもしくはその場で参加者から聞き出した、100日分のそれぞれの一大ニュースに、見事なしゃべりを加えて会場を湧かせてくれました。
「東京まで一緒に乗ってください!!」なんてリクエストがあったように、多くの人に惜しまれつつも次の寄港地、ラバウルで下船してしまう福島さん。「どうにかして船に残れないか考えてみましたが、日本での仕事があるもので。ここらあたりで、もう一度船が止まってくれたら話は別なんですけど(笑)」と、最後まで危険トークは快調でした。
▼船内タイムテーブル▼
4月29日
▼おまけ▼
今日の海と空(4/29)
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