4月7日
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点数序列のない学校づくり〜(-)x(-)=なぜ(+)なのか?〜
尾形憲(法政大学名誉教授・ピースボート平和顧問)
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かつて、文部省に反対して「4・4・4教育」を15年間実践した明星学園。そして、子供らを点数で評価しない方針を打ち出した高校「自由の森学園」など、新たな教育のあり方を模索している学校を紹介しながら、尾形憲さんに2回シリーズで教育について語っていただきます。自らを「不名誉教授」と呼ぶ尾形さんならではのユニークな講座になりました。
「マイナスxマイナスがなぜプラスになるのか? と聞かれて、なんて答えますか? 多くの人は、『そういうもんだ』と覚えさせられてきたんじゃないですか。しかし勉強とは、押し付けられてするものなのでしょうか。
ある小学校で担任の先生が、子供たちに何に興味があるか聞いたんです。そしたら、『へび』という答えが。突拍子もない答えだと思うでしょ。でも、子供の意見だからと『へび』を飼うことにしました。へびの長さや目方を量るのは、算数。毎日の観察は理科。へびの絵を書くのは、美術。へびのことを作文に書けば、国語の勉強になるのです。そして、へびが死んだとき、子供達は『命』について考えるようになります。更に『食べられてしまうカエルはどうなんだ?』とへびの餌になってしまうカエルにまで発展し、『へびって何で嫌われるのか?』を町に出てアンケート調査までしたのです。
わかる授業よりも、わかりたい授業。学ぶってことは楽しいことなんです。遊びも学びも、『自発的・楽しい・自己目的』という本質は同じです。遊び=学びなんです。学校は、友達と遊べるから楽しいもの。押し付けや、丸暗記で学校が楽しいわけがない。教師と生徒が縦の関係であっては決していけないんです。知識の量の違いでしかないのです。お互い、学び合うことが大切です。」
(真家)
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みんなのCDコンサート
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「南回りクルーズに乗船したのは、南米でCDを購入するため」なんて暴言(?)を吐いてしまったのは、「インディオSATO」こと通訳コーディネーターの佐藤太。そんな彼が主催したのは、参加者それぞれがが買い集めた南米音楽によるCDコンサートでした。
「え゛〜そんなの買えたの!」と参加者がゲットしてきたCDを目の前に、さっそく「譲ってくれない?」の交渉を始めるインディオSATO…。とはいっても流される曲それぞれに対する思い、その時代背景などを話すその様子には関心させられるばかり。タンゴやフォルクローレ、そしてアンデス地方の曲が流れる会場に集まったおよそ40名は、心地よさそうに(中には居眠りさんも)南米大陸との別れを惜しむことが出来たようです。ということは…「インディオSATO」から本名に戻るころかな。
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船内ニュース
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