12月23日
▼
世界は誰が救うのか?〜国連の行方〜
/桃井和馬(フォトジャーナリスト)、高橋真樹(ピースボートスタッフ)
▼
20世紀末期には、ソマリア内戦、ルワンダの虐殺など、世界中でいくつもの悲劇的な「事件」が起こった。国際社会は、そして国連はそれにどのように対応してきたのか。21世紀の世界の行方について、フォトジャーナリスト桃井和馬と、ピースボートスタッフ高橋真樹が、参加者を巻き込んでの熱いトークバトルを繰り広げ た。
「(高橋)世界中で、紛争や様々な人権侵害が行われています。今、国連は、力を失いつつあり、アメリカは、表向きには「人道的介入」を掲げながら、実際には自分の国益になる介入や援助に終始しています。この状況は、絶望的でさえあります。でも、あきらめてはダメなんです。
ピースボートも積極的に、いろんな国に行って、その国の状況を一緒に考え、そして世界の人々にそういった人々の状況をアピールしたいと思います。」
▼
映像の世紀(9)〜ベトナムの衝撃〜/桃井和馬(フォトジャーナリスト)
▼
フォトジャーナリスト桃井和馬さんが、NHK制作の『映像の世紀』を題材に20世紀についてレクチャーする企画第9弾。
1960年代、国外ではベトナム戦争、国内では黒人差別という大きな問題を抱えていたアメリカ。『正義のアメリカ』という幻想が崩れ、あらゆる価値観が変貌していった時代だった。
「アメリカの黒人解放運動の指導者、キング牧師は、暗殺される前の最後の演説で、目に涙を浮かべながら、『私は死を恐れない』と言いました。ぼくは、この演説を聞いたとき、身体が震えました。時としてリーダーは、自分の命を賭ける覚悟も必要なのかもしれない、と思います。
ベトナム戦争は、メディアが自由に報道できた最初の戦争で、そして、最後の戦争でした。しかし、これによって反戦運動が高まってしまったため、これ以降の、例えば湾岸戦争などの戦争では、政府がメディアを細かく規制するようになって来ました。
でも、現実に何がそこで行われているかを、きちんと伝え知ることは、何よりも大切なことだと考えています。」
▼
ガラパゴス報告会〜動物たちの楽園を見て〜
▼
ガラパゴスツアーの参加者達により行われたこの企画。実際のツアーのグループ、カツオドリ、コバネウ、ドルフィンの3グループがそれぞれ、ガラパゴスで見た動物達のビデオ映像、スライドショーなどと解説を交えて紹介した。
▼
秋組紅白歌合戦練習
▼
お正月、船内で行われる紅白歌合戦に、運動会で活躍したチーム『秋組』が参加する。運動会でのチームの中でも、『秋組』は特に団結力が強く、老若男女がそろって真剣に練習していた。
12月23日のインデックスへ
/
31回クルーズレポートトップページへ