|
▼メディアの陰謀/高橋真樹(ピースボートスタッフ)▼ |
1994年、アフリカ・ルワンダで起こった、ふたつの民族の対立に端を発した大虐殺。実はこのとき、虐殺を扇動する役割を担ったのが、ラジオ放送であったという。なぜそんなことになったのか?メディアが人々に与える影響をピースボートスタッフ、高橋真樹が語った。 |
|
「94年、ルワンダでは、わずか3ヶ月間で80万人が虐殺されるという事件がありました。それは、フツ族という民族がツチ族という民族を襲った民族対立と一言で片づけられがちですが、実はその事件の中で重要な役割をメディアが担っていました。それは『千の丘ラジオ』というルワンダでは誰もが聞いていたラジオ局で、そのラジオの扇動によって一般市民は殺人者へと変わって行ったのです。現在そのラジオ局の代表者を始め関係者は、タンザニアに設置された国際法廷で起訴されています。」 |
|
▼万国ビックリショー▼ |
船上版「徹子の部屋」とも言えるこの企画。今回の万国ビックリショーは船内のかくれキャラクター編。3人のビックリさんに登場してもらった。 |
|
◆坂井孝四郎さん(写真・中央)
なんと元プロ野球選手!高校卒業後、南海ホークスに入団。現阪神の野村監督とは同期生。「現在はリトルリーグの厳しいコーチとして将来の野球選手の養成にあたっている」とのこと。「5年間のプロ野球生活はその後の人生のがんばりにつながった」 |
◆カズ・クビアックさん
インド生まれの20歳。これまで、アメリカ、京都で生活してきた彼は現在アメリカで宮大工の修行中。アメリカ人棟梁の元、禅堂の建築に関わってる。将来の夢は自分の手で自分のクラブを作ること。「故郷は京都」ととても綺麗な日本語で語ってくれた。
◆大平一人さん
ピースボートスタッフ歴3年の大平さん。次々と高額英会話教材をローン購入してしまうという断り切れない優しい性格の大平さんのエピソードに会場は爆笑の渦だった。
|
|
▼世界貿易をしよう/オイスタイン(ピースボート国際奨学生)▼ |
|
IS(ピースボート国際奨学生)のオイスタインさんによる企画。世界貿易がどのように回っているかを考えるために一つのゲームをおこなう。6カ国のチームに分かれ、与えられた資源(紙やハサミ、定規など)で取引をし、決められた製品(図形)を作って利益を争う。国によって資源の量が異なるので「このゲームをすると必ず、『フェアじゃないよ』と言う声が上がるが、そこで、『世界は平等ではない』と教えられる」のだという。簡略化された世界経済ではあるが、一筋縄ではいかない問題であることを考えさせてくれるゲームであった。 |
|
▼秋組応援練習▼ |
|
いよいよ船内運動会前日。スポーツデッキでの秋組応援練習では、ギタリストの小林隆平さんを巻き込み、情熱と哀愁をテーマに熱の入った練習が行われた。女性はフラメンコ風、男性は上半身裸でまるで高校野球の応援団のよう。当日は、気合いの入った応援が期待できそうだ。 |
|
▼真夜中にラブレターを書く会〜なぜ今ラブレターなのか〜▼ |
|
なぜ真夜中に書いたラブレターは次の日読み返してみると変な文に見えるのか?それを実践してみようというのがこの企画。24時という深夜からの企画にも関わらず、たくさんの参加者が。最初のパネルディスカッションでは、ラブレターで想いを伝えるのと相手に直接告白するのとどちらがよいか、もらったラブレターを捨てられるかなど、ラブレターに関する熱い意見が交わされた。簡単なラブレター講座のあと、実際に書いてみる。その後、希望者のみで行われた朗読会では、聞き手も思わず涙ぐんでしまうような、心のこもった文章が披露された。 |
|
11月30日のインデックスへ/31回クルーズレポートトップページへ |