11月27日 憧れの南回りクルーズ〜32回「地球一周の船旅」旅行説明会〜
現在航海中の本クルーズが日本に着いた翌日、2001年1月16日に出航する第32回ピースボート「地球一周の船旅」。ピースボートでは「南回り」と呼ばれる、喜望峰とマゼラン海峡をゆく航路を通る地球一周クルーズだ。その「南回りクルーズ」の旅行説明会が開催された。
ピースボートスタッフ、中原大弐が「ナミビアはピースボートにとっても初寄港地になります。白人政権の南アに支配されていて、つい10年前に独立を果たした国で、世界最古のナミブ砂漠がとても美しいそうなので、ぼくも楽しみにしてます」と語り、通訳スタッフの佐藤太による南米音楽紹介もあって、ひじょうにリラックスした催しとなった。
麻雀大会
かねてからエントリーしていた参加者が集い、大麻雀大会がおこなわれた。勝負は半荘3回の得失点合計で競われる。参加者の多くは百戦錬磨の年輩者。和やかなムードの中、淡々とゲームは進められた。栄えある優勝者は小泉資男さん(65歳)。優勝賞品を手に持ちながら一言。「今日はつきにつきまくりました。技術は全くないです。準備してくれた方ありがとうございました。」
アメリカへの道〜コロンブスがたどった海〜/小林隆平(ギタリスト)
「オリビア号」はいま、かつてコロンブスがたどったのとほぼ同じ航路をたどっているという。エクアドル在住のギタリスト、小林隆平さんがコロンブスの旅について語った。
「コロンブスは40歳近くになってもまだ無名の船乗りでした。実際に船乗りとして実績を何一つあげていませんでしたが、8年の辛抱強い交渉と新生スペインのしたたかな野望のおかげでスペイン国王夫妻の後援を得ることができたのです。1492年8月3日、3隻の帆船はスペインを出発し、10週間後、見張りが前方に白い断崖のようなものを発見し、この島を『サンサルバードル』と名付けました。現在のバハマ諸島の一部であるといわれています。これをきっかけに、中南米へのスペイン人の入植がはじまり、持ち込まれた新しい病気や虐殺によって、先住民族の人口は大幅に減少したのです。」
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