11月6日  ▼中東三千年を振り返って〜帝国と民族の狭間で〜
/アルバート・アガザリアン
アガザリアンさんの中東問題を知る連続講座第三回目。中東の歴史を紀元前1000年から近代まで振り返った。
「パレスチナにおいては、考古学者の研究によると27の時代が地層となって発見することが出来ます。それは現在ではパレスチナの地形の一部になっています。つまり、27という地層は全てパレスチナの一部であるということです。私がパレスチナ問題の中核だと思っている事は、27もの時代があるにも関わらず、イスラエル政府の公式見解としては、そのうちの一つの地層、一つの時代をとってそれ以外を全て不当な物だとしている事です。その土地の人間であれ、侵略者であれ、全ての人間が歴史の一部を飾ってきたわけです。
もしその中の一つをとってそれを純粋な民族であると考えるならば、それが例えアラブ人であれ、イスラエル人であれ、そう言う考え自体が問題を起こすのだと思います。今まで時代を作ってきた全ての民族を受け入れることが他のどのような正式な合意よりも重要なことだと思います。」
現役・元ナースさん大集合
今回のクルーズに参加している看護婦さんたちが勢ぞろいした。出身地も年齢も様々なら看護婦になった理由も様々。ただし、みな口々に「看護婦の仕事は責任の重い仕事。一時も気を抜くことができない。」と言う。この会合の企画者は、元看護婦であり、現在ピースボートスタッフである安原寛子。「看護婦の裏話を…」という当初の企画目的をよそに、集まった看護婦さんたちは、「このピースボートの医療システムについて」熱く語り合っていた。
花笠音頭
来る夏祭りでの発表に向けて花笠音頭を猛特訓中。正午からという時間帯にも関わらず、早めに昼食を終えた老若男女が音楽に引き寄せられて次々に集まり、練習の輪に加わっていった。繰り返し流れる音楽に合わせて、主催者の中村さんを輪の中心にして総勢20数名、お互いに教え合いながら、また様々な意見を交えながら、振りも美しく見えるようにアレンジしていく。花笠も全て参加者の手作り。衣装の確認も行われ、夏祭りの盆踊り大会でのお披露目を楽しみに待っている。
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