アマチュアのための文章講座(1)
船内パソコン教室の講師であり、ジャーナリストでもある佐藤達也さんによる企画。
「あくまでアマチュアのための講座です。「名文」より「わかりやすい」文章を書くことがこの講座の目的です。どうやったらプロのもの書きやジャーナリストになれるか知ってますか? 簡単です。名刺を作ればいいんです。千円でなれます。食べていけるかどうかは分かりません。」佐藤さんの軽妙なトークで、会は、終始なごやかな雰囲気だった。
カジポン独演会〜なぜ私はこうなったのか(出生から現在まで)〜
他の追随を許さない自主企画の数々を連発するカジポン。「天才だ」「奇人だ」などなどの噂が飛び交うなか、その出自を赤裸々に語る場を設けた。
「映画にのめり込んだきっかけは、同級生の熱意に触発されて『ブルース・ブラザーズ』を見たこと。クラシック音楽は、親友が口笛で吹いていたベートーベンの曲から。吹奏楽部の後輩に初恋したことが、さらなるきっかけになって、日夜クラシック音楽を追求していったんです。太宰治とかの文学を好きになったのもこの頃で、これは図書館の司書の女性がむっちゃ素敵で…。それからは、ぼくに人生を教えてくれたドストエフスキーやチャイコフスキーに直接お礼を言うためにお墓巡りも始めたんです。それで、今は『墓をたずねて三千里』という本を執筆中というわけ。」
今後は評論家ではなく、文芸研究家として生きていきたいとも。
「最近の新聞にはロクな事件がないので、文学や芸術の素晴らしさを通して、人間として生まれてきて良かった!ということを後世の人に残すためにも日々文芸研究に没頭していきたいんです」とカジポンはかく語りき。
ワインのお風呂
お湯を張った小プールに赤ワインを一本入れると、ワインの香りが一帯に広がった。「早く飲まなくてはと思っていたスペインで購入したワインを、別の方法で利用しようとこの企画を思いついた」と企画者のえみさん。久しぶりのぽかぽかお風呂に、参加者の顔も思わずほころんだ。
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