日本の人道支援で立てられた「サハリン韓人文化センター」を訪れました。色とりどりの韓国の伝統衣装・ハンボク(韓服、いわゆるチマチョゴリ)を着た女の子たちの暖かい出迎え。 |
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祖国の文化を学ぶことも許されなかった歴史のなか、サハリンに渡ってきたコリアンの孫の世代であろう彼女たちにとって、韓国はなじみのない他郷に過ぎないかもしれません。しかし彼女たちが歌ってくれた韓国の民謡はどこか懐かしさを感じるものでした。
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サハリン州韓人協会の朴海龍(パク・ヘリョン)さんから、在サハリンコリアンたちを取り巻く状況について説明を聞きました。 |
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少人数のグループに分けて、皆さんのそれぞれの家庭に招かれていきました。テーブルいっぱいに用意された料理。ナムルやチヂミなど、最近は日本でもなじみのある韓国の家庭料理ばかりです。実の子ども・孫のように歓迎してくださったみなさん。
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半世紀以上の歳月を日韓露の狭間で疎外され、最も苦労された当事者である1世の方々のなかには、近年の帰国事業によって家族と離れて韓国に永住帰国された方もいれば、高齢によって結局故郷に戻ることができなかった方もいます。その当事者の方々に会い、直接その歴史の話を聞ける時間は、もうそれほど残ってないかもしれません。
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再びみんなが集まって交流会。韓人協会の女子学生たちが華やかな韓国の伝統舞踊を披露してくれました。 |
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その他にもパンソリ(韓国の伝統音楽)や噺家・古今亭菊千代さんの日本語・韓国語二次元落語など、ロシアで日韓の文化が混ざり合う時間でした。
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在サハリン日本領事館前でアピール行動。まだまだ充分とは言えない在サハリンコリアンへの支援を日韓の市民が声を揃えて訴え、日本首相宛の手紙を副領事官に渡しました。在サハリン韓人協会が結成された以来、同様の手紙を数回も提出しましたが、今回のように受け取られたのは初めてだとのこと。
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