Life Onboard

『イースター島』
3月15日(月)
地球一周の船旅はイースター島へ。モアイ見学ももちろん楽しみですが、この小さな島に暮らす人々との出会いもまた、地球一周だけの特別な体験です。まず訪れたのは、ハンガロア村の学校です。到着すると、さっそく、子どもたちが迎えてくれました。
幼稚園、小学校のクラスを見学させていただいた後、講堂で交流会を開催。あらゆるものに興味津々の子どもたち。小さな交流の輪が広がります。
子どもたちからは、イースター島に古くから伝わる伝統のダンスを披露していただきました。一度は失われかけたこの島独自の文化ですが、現在は、若者達を中心に継承活動が進んでいるそう。
ピースボートからも歌やダンスをお届け。その中でも一番人気だったのは、参加者・北原さんによる獅子舞。色鮮やかな獅子のお面に子どもたちは釘付けです。「触らせて!やってみて!私もやりたい!」と大騒ぎ。
こちらは会場に設置された分別・ゴミ袋。…というのも、イースター島では今「ゴミ」は深刻な社会問題でもあるんです。周囲数千キロに島影を見ない絶海の孤島に人口は4000人程度――小さな島だけに、観光客の増加や、生活スタイルの変化によるゴミ問題に対応しきれていない現状があります。日本のゴミ分別やリサイクル、リユースなどについては、たいへんな興味をもっていたよう。
食事の後は、交流タイム。それぞれグループに分かれて、習字やサッカーなどを楽しみました。こちらは大縄飛びのグループ。慣れない縄跳びに戸惑うかと思ったものの、子どもたち、意外にも上手です。
先に書いた「ゴミ問題」を考えるのは、この交流プログラムのテーマの一つ。島内のゴミ置き場を訪れます。「ゴミ置き場」と言っても正式に決められた場所ではなく、ゴミ置き場になってしまった場所。この島で、ゴミをどう処理していくのか、そして島内で処理できないゴミへの対応も急務です。
プログラム後半は、モアイ見学です。こちらは「ラノララク」と呼ばれる場所。かつての「モアイ製造工場」とでも言えばいいでしょうか。たくさんのモアイが林立しているだけでなく、作りかけのモアイなども見ることができるんですよ。
そして、モアイがずらりと並ぶアフトンガリキ。青空に映えるモアイの姿――印象的な1枚が撮れました。
最後は「お約束」の1枚から。せっかくイースター島に来て、モアイと会えたんですから、こんな写真も撮っておきたいですよね。