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『「非暴力トレーニング」について』
ジュリアン・トーマスさん(NGO「紛争解決センター」スタッフ)
1月23日(土)/スターライトバー

- 前回の講座では南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)について語ったジュリアンさん。今回は、ジュリアンさんが現在行っている「非暴力トレーニング」についてお話いただきました。
ジュリアンさんが活動しているのは、かつてかのネルソン・マンデラが投獄されていたことでも知られるポールスモア刑務所。ここで、囚人と看守向けにトレーニングを行っています。刑務所に投獄されるのはギャングなどの凶悪犯と、彼らに向き合う看守たち。それぞれに「人は変われる」ことを知ってもらうことが大切だと言います。「私に人を変えることはできません。しかし彼ら自身が変わりたいと望む、道標になることはできます」と語るジュリアンさん。明日からこの非暴力トレーニングを学ぶ、ワークショップが始まります。
『アフリカユース&ユースパートナーワークショップ』
1月23日(土)/キッズルーム

- アフリカ7ヶ国から参加の「アフリカユース」のメンバーと、彼らと一緒に学ぶ参加者有志「ユースパートナー」によるワークショップは、「アフリカについてどう思う?」という南アフリカから参加のタトさんの一言からスタート。参加者からは「貧困」「危ない(治安が悪い)」「飢餓」「動物」「自然」といった言葉が次々と出されます。並んだ言葉を見ながら「こうしたイメージっていうのは、メディアによって植え付けられたものだよね」と語るタトさん。「先入観に支配されず、本当の世界を見るために必要なことは何だろう」という問いかけに、また様々な議論が交わされます。「今こうして同じ船に乗り、同じことを語り合える時間はすごく大事だと思う」そんなユースらの言葉が印象的な企画となりました。
『コシシケレリ・アフリカを歌おう』
1月23日(土)/ブロードウェイショールーム

- アパルトヘイト政策下、南アフリカでは2つの歌が歌われていました。一つは、国を治めていた白人たちが歌っていた南アフリカ共和国国家、もう一つはアパルトヘイト撤廃を訴える黒人たちが歌った黒人解放運動の歌――正反対の意味合いを持つ2つの歌は、アパルトヘイト撤廃後、編曲され一つの「国歌」となります。それが「コシシケレリ・アフリカ」です。「一つのアフリカに祝福を」そんな意味を持つこの歌を、みんなで歌ってみようと、企画をリードするのは元音楽教師の森さん。船内では、混声三部合唱で練習中。厚みのある歌声に、南アフリカ寄港がいっそう楽しみになります。
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