Life Onboard

『第67回クルーズ・横浜帰港』
12月11日(金)
午前6時頃、オセアニック号は横浜港に帰港しました。思った以上の日本の寒さに、あわててコートやダウンを羽織る参加者も。つい数日前までTシャツ1枚で船内を歩いていたことを思うと、厚着姿が何だかちょっと変な感じ…。船を降りると、あちこちで「ひさしぶりー!」「元気だった?」「地球一周、どうだった?」なんて声が聞こえてきます。みんな、日本のいつもの生活に戻っていくんですね。自分もその一人なのに、ちょっと寂しくなってしまいます。
大きな荷物を抱えて、皆さん家路へ。3ヶ月以上、寝食を共にしてきただけに、ここでいったん「お別れ」なんだということがなかなか実感できません。
ターミナルでは「おりづるプロジェクト」の成果を発表する記者会見が。クルーズ前半に乗船していた、3人の高校生ユースも駆けつけてくれました。
「船が!」そんな声に振り返ると、オセアニック号が港を離れていきます。この時ばかりは、家族や友人との再会の時間も一時中断。参加者は、それぞれの思いで船を見つめています。「我が家」オセアニック号を見送り、旅の終わりを感じたという方も多かったようです。

最後に。この船での出来事が、みんなにとって「思い出」だけでおわらず、今後のすばらしい「きっかけ」となりますように。107日間、ありがとうございました。(写真・レポート:千賀健史)