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『マンタ(エクアドル)寄港 -平和憲法国際会議-』
11月5日(木)

- 地球一周の船旅は、エクアドル・マンタ港に寄港しました。ここからは「平和憲法国際会議」へと向かいます。船を降りると、エクアドル国旗や外国軍基地反対のバナー、平和のメッセージを書いたバナーなどを持った人々が迎えてくれました。写真は「No Base(外国軍基地反対)」のバナーを持つ人。

- マンタ港から、会議会場シウダー・アルファロのあるモンティリスティへと移動。モンテクリスティでは、さらにたくさんの人々がピースボート参加者の到着を迎えてくれました。
エクアドルは2008年9月、国民投票によって、外国軍基地の駐留禁止を柱とし、平和主義を掲げる新憲法を採択。シウダー・アルファロはその新憲法が生まれた場所でもあります。

- 会場には、おりづるプロジェクトによる、原爆の被害や核兵器廃絶へのロードマップを示す展示も行われました。この展示は、エクアドルの人たちにとってもたいへん興味深いものだったよう。「こうした出来事をもっと世界へ広めるべき」「被爆者が世界を巡ることは、たいへんな意義がある」といった声が多く聞かれました。

- 会場では、核兵器廃絶を訴えるバナーへのメッセージも募ります。「核兵器の廃絶に手を挙げる」という意味を込め、手のひらの絵に、それぞれの思いを書き込んでもらいました。

- いよいよ「平和憲法国際会議」がスタート。会議は、エクアドルの伝統的なダンスパフォーマンスから始まります。続いて、エクアドル新憲法採択に大きな力を発揮した、反基地運動の代表者や、ピースボートからの挨拶を経て、基調講演へと続きます。

- 基調講演に立ったのは、コスタリカからこの会議に参加している、国際反核法律家協会のカルロス・バルガスさん(写真右)。平和な社会を築くためには、人権擁護、環境保全、軍隊の廃絶、戦争放棄、核廃絶、世界平和の希求、民主主義の促進が重要な要素となる、と語ると会場からは大きな拍手が起こりました。

- 会議では、広島市・長崎市から世界の市長に向けて行われている都市による核兵器廃絶ネットワーク「平和市長会議」の加盟署名式典も。今日、この場ではエクアドルの3つの市がこの平和市長会議に加盟。核兵器廃絶への取り組みを誓いました。
※平和市長会議:平和市長会議:広島・長崎両市長から世界の市長へあてて始まった核兵器廃絶に向けた都市レベルの連携をすすめる取り組み。1982年にニューヨーク国連本部での「第二回国連軍縮特別総会」にて発足し、'91年には国連特別協議資格を持つNGOに認定されている。'09年11月現在、134ヶ国・地域/3241都市が加盟している。詳しくは平和市長会議のサイトへ。

- 会議後も会場では、関連企画や会議参加者とピースボートによる交流会などが続きます。こちらは、おりづるプロジェクトを中心とする、折り鶴を作るグループ。この他にも、日本とエクアドルの文化交流や、アートチームによる展示などが行われていました。
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